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東京11Rの第89回東京優駿(3歳GI・芝2400m)は3番人気ドウデュース(武豊騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分21秒9(良)。クビ差の2着に2番人気イクイノックス、さらに2馬身差の3着に7番人気アスクビクターモアが入った。

ドウデュースは栗東・友道康夫厩舎の3歳牡馬で、父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズ(母の父Vindication)。通算成績は6戦4勝。

レース後のコメント

1着 ドウデュース(武豊騎手)
「感無量です。本当に嬉しいです。スタートはそれほど速い馬ではないので、ある程度想定していたポジションと並びで、凄く良いポジションを取れたと思いました。馬場がかなり良かったのですが、ペースは少し速いかなというのはありました。それよりも自分のペースで行こうと思っていました。4コーナーを回ってくるときにはしびれるような手応えで、軽くゴーサインを出したら反応が良過ぎて、先頭に立つのが早く、少し気を抜こうとしたのですが、最後までしっかりしていました。頂点のレースですから、たくさんのお客さんの前でレースをしたかったですし、今日はそういう意味でも嬉しかったです。ダービーのウイニングランの景色は僕自身久しぶりでしたし、ジョッキーをやっていてこれほど幸せな瞬間はないですね。これからもドウデュースとともに世界も含めて頑張っていきたいと思います」
(友道康夫調教師)
「まずはホッとしました。自信はありました。今年に入って負けてはいましたが、力通りなら一番強いと思っていました。今日は朝から暑かったですが、最初に馬を見た時から凄く落ち着きがあり、装鞍所・パドックでも一頭だけ凄く落ち着いて、汗もかいていない感じで、凄くいい感じで周回していました。弥生賞は体に余裕があり、体を絞って春の一番の目標でしたから、きっちり仕上げて、ちょうどこれくらいの体重(490kg)で出られるかなという感じでした。武騎手には、この馬に限らずすべてお任せしています。1コーナーをまわる時、まあまあいいポジションが取れたと思いましたし、向正面に入って1頭ポツンと走れ、周りからプレッシャーを受けない形で行けたので、本当に理想の位置取りでした。内の馬も頑張っていたので、外に出した時には届くかなと思ったのですが、なかなか差がつまらなかったので心配しましたが、坂を上がってからいつものドウデュースを見せてくれて、強かったと思います。抜け出してからは長かったですね。フワッとするところがありますので、ゴールの瞬間はひとりでガッツポーズをしました。一回勝つまでは漠然と勝ちたいと思っていましたが、マカヒキで1回目を勝って、終わってからはやはり何度勝ってもいいなという思いで、3回目。本当に感謝しています。今回は過去2回とオーナーも違いますし、昔から武豊騎手に憧れてこの世界に入っていますから、武豊騎手と人気をしてダービーを勝てるのは感無量です。皐月賞の後からダービーで良い結果を出せれば秋はフランスへ行きましょうと決まっていたので、それからは恥ずかしくない成績でフランスへ行けるよう頑張ってきて、一番良い結果が出ましたから、行きたいですね。マカヒキの時、フランスで悔しい思いをしているので、何とか今度は日本の悲願をこの馬で達成したいと思います」

2着 イクイノックス(C.ルメール騎手)
「最初は忙しかったので心配しました。無理せず馬のリズムに任せていって、3・4コーナーでは手応えが良くなりました。直線でドウデュースの外へ出した時は勝てると思いましたが、ドウデュースもまた伸びました。18番枠もありました......」

3着 アスクビクターモア(田辺裕信騎手)
「皐月賞の敗因を分析して、イメージを組み立てました。キレ味勝負では分が悪いので、ある程度の位置で積極的に運んでいきました。直線もまだ余力があると思いましたが、坂を上がって差されてしまいました。ただ毎回成長を感じているし、悲観する内容ではなかったと思います」

4着 ダノンベルーガ(川田将雅騎手)
「リズム良く競馬ができました。直線もスペースができて、あとは伸び勝つだけだったのですが......。今日できる精一杯の走りをしてくれました。よく頑張りました」

5着 プラダリア(池添謙一騎手)
「この馬としての状態は、ピークでここまで持ってこられました。ポジションを取って勝ちに行く競馬をしましたし、落ち着いてメンタルが強いところを見せられたのは良かったと思います。5着でしたが、皐月賞組に割って入ったのはこの馬だけですし、秋には巻き返せるポテンシャルを持っているので、無事に夏を過ごしてほしいですね。今日のレースは楽しかったです」

6着 キラーアビリティ(横山武史騎手)
「前回、ゲートと折り合いの課題があって競馬にならなかったので、今日はこの2点を重点的に意識してレースに臨みました。ゲートは完全に克服したとは言えませんが、上手く出てくれましたし、折り合いも完全に克服したわけではないですが、折り合うシーンを作れたのが良かったです。2000mでもかかるくらいの馬ですが、2400mでも今後に繋がるレースができました」

7着 ジオグリフ(福永祐一騎手)
「課題のスタートは上手く切ることができましたが、取りたいポジションを内の馬に取られてしまいました。本当は前に他の馬を置く形にしたかったです。掛かる馬ではありませんが、前に馬を置けずに、多少のロスがラストの200mで影響したと思います。完璧なレースはできましたが、枠の並びもありました。距離は道中のロスがなければこなせると思います」

8着 オニャンコポン(菅原明良騎手)
「上位に来ている馬達と同じような位置で運べましたし、良い位置で競馬ができたと思います。直線に向いた時も手応えは良く、持ったまま来ることができましたし、仕掛けてからも脚を使ってくれました。2400mがどうかと思っていたんですが、しっかり脚を溜める競馬で終いまで踏ん張ってくれましたし、頑張ってくれました」

9着 ジャスティンパレス(M.デムーロ騎手)
「頑張りました。いいスタートを切って、いい位置で競馬ができましたが、直線半ばで止まってしまいました」

16着 ジャスティンロック(松山弘平騎手)
「スタートからなかなか前進することができなかったです。道中はおっつける感じでした。最後までよく走ってくれていますし、これから良くなると思うので、今後の成長に期待したいです」

18着 ピースオブエイト(藤岡佑介騎手)
「ある程度もまれない位置で、折り合って競馬をしたいと思っていました。速いペースを追いかけた分、思ったよりも早く苦しくなってしまいました」

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