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5月22日(日)に東京競馬場で行われる第83回優駿牝馬(オークス)に登録しているプレサージュリフト(牝3、美浦・木村哲也厩舎)について、追い切り後の木村哲也調教師のコメントは以下の通り。

(前走の桜花賞11着を振り返って)
「2月に重賞を勝たせていただいて、ある程度人気もありましたし、厩舎としても期待を持ってGIに送り出しました。良い流れに乗って行けなくて残念な結果だったので、応援して下さった方には本当に申し訳ない気持ちです。
返し馬が良くないなという感じがしました。普段からの調教以外も含めていろいろ思い当たる節はあったので、その辺が影響してしまったのかなという感じです。結果的に動ける状態でなかったのを返し馬まで気付けなかったことは大いに反省しています。
返し馬で違和感があったのは、少しフットワークが小さかった、硬いというのがあったと思います。少し疲れが残っていたのかなとか、その辺を考えてはいます。
実際、調教メニューも今回オークスを使わせていただく上では、簡単に言うと変えてはいます。しかし、その要因として調教メニューはダイレクトには関係ないのかなと思っています」

(前走後の調整について)
「桜花賞の後は牧場へ一旦行って、治療してもらってリカバリーしてからトレセンにまた連れてきました」

(調教過程を振り返って)
「牧場から厩舎に連れて来た中で、追い切りに入る前段階のフットワークは良く感じていたので、桜花賞前の不安要素が消えていましたし、良く感じていました。(1週前は)今までの追い切りと違って長めで追ってみたりしながら結構なハードワーク設定をしました。
(最終追い切りは)良かったと思います。桜花賞では戸崎騎手も同じように返し馬で、はてなマークが出たということだったので、今回は意識的にレース当日ではなく、追い切りに乗ってもらうことでその辺の違いだとかを厩舎としても確認して、研究材料にはしたかったので、その辺のコミュニケーションは取りました」

(今回のレースに向けて)
「やはり調教を管理している我々としてはどの馬もそうなのですが、最後はしっかりと脚を使わせたいですし、調教が上手くいくというのはそういうことだと思っています。プレサージュリフトに関しても同じように最後に良い脚を使わせるにはどうしたら良いかということは考えています。今までの彼女のキャリアで言えば、広いコースで言い訳のきかない中で何とか挽回したいという気持ちでいます。
なかなか明確な答えは言いづらいところで、ファンの方にはご迷惑をかけるコメントにはなってしまうのですが、普段調教している部分では距離が短くないと駄目、1600mでいっぱいいっぱいだという感じにはならないですね。普段からリラックスして走れていますし、2400mになって一気に駄目というのは感じないです。ただ、彼女の兄弟とかのバックグラウンド的なところになるとどうしても頭をもたげる部分はあります。
前走の期待を裏切った部分も当然ありますし、ジョッキーにも非常に迷惑をかけてしまいました。何とか厩舎をあげて、新馬あるいはクイーンカップの時に見せてくれた良い脚を、この大舞台で発揮できるように導いていきたいと思っています」

(取材:米田元気)

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