正月の福寿草特別での思わぬ敗戦から巻き返しを狙うガリバルディ。
今朝はウッドチップコースに入り長めからゆったりとした形の調整。最後の直線でスッと伸びるような形でスムーズに駆け抜けた。
調教後の関係者の共同インタビューの内容は以下のとおり。
●ガリバルディ(藤原英昭調教師)
◎前回のレースは結局勝ち切るというところまで行かず残念な結果でしたね。
能力はあるんですが、まだいろいろ足りない面があるんだというのが見えたレースでした。
◎レース後、そのあたりの修正はどのようなところを主眼に置いてされてますか?
修正というより成長を待つということなのでね。この前のレースがコーナー4つですから、どうしてもスピード感だったりコーナリングのスキルであったりといったところでまだ物足りなさがあったんですが、そういった意味で今回東京のコーナーが2つのレースを選んで使うんですけど。
◎直線も長いコースですね。
今の状態で最高のパフォーマンスを見せられる条件が東京の1800メートルのコースだと思うんですけど。
◎未勝利戦を勝った時のような内容を見せてくれそうなコースでしょうか?
そのイメージで使ってみようと思ってます。
◎前回のレース後の状態、あるいは成長はいかがでしょうか?
やはり競馬の後でどう疲労するのかを確かめたかったんですけど、疲労はありましたが、これは成長段階の仕方ないことではあるんですが、でも故障などはなくイメージどおりの曲線を描いているとは思っています。若干成長は遅いんですが、そのあたりが今回のレースでどう結果として表れるか見たいですね。
◎今朝の調整について評価はいかがでしょう?
本当は馬がしっかりして、できれば併せ馬とかして負荷をかけるんですが、まだ成長過程ですので、単走で浜中騎手を乗せてリラックスさせて人馬のコミュニケーションを取りながら乗ってくれということで調教をしたんですけど。
◎全体の満足度はどうでしょう?
見た目どおり、ジョッキーも「いい折り合いと乗り心地」と言ってましたのでね。合格点だと思います。
◎今回は重賞で結果を残している馬たちとの戦いになりますが。
みんな(他の馬も)今は能力を確かめる段階だと思いますから、相手云々というよりも、今回はガリバルディがどれだけ能力があるのかということを確かめたいですね。
◎今の時点でこの馬の気に入っている点は?
預からせて頂く段階で、血統的にも体も動きもトップクラスだと思ってました。それはゆるぎない確信を持っています。それを今後どう活かしていくかという段階ですから。皆さん、結果、結果と言いますがそう簡単には行きませんからね、
◎大目標が後に控えてますからね。
それを目指しながらやってますからね。そこには時間と馬の成長、時間も要りますから焦りなくやってます。
◎今回のレースへの抱負をお願いします。
今回は今までの中で一番走り易いコースなのである程度結果を出してくれると思うんですが、その結果がどういうものであるのかしっかり確かめてまた今後の課題にしたいと思うレースなので、そこをチェックしながら見たいと思います。
(取材:佐藤泉)