お知らせ:

競馬実況web

29日、大井競馬場(晴 良)で行われた東京大賞典(GI)は、JRAの1番人気オメガパフュームが勝利。道中は中団を進み、4コーナーで外に振られながらも大外から伸びて差し切り、このレース史上初の4連覇を果たした。勝ちタイムは2分4秒1、勝利騎手はミルコ・デムーロ。

2着は3番人気クリンチャー(JRA)、3着は7番人気ウェスタールンド(JRA)。2番人気、JBCクラシックの覇者ミューチャリー(船橋)は3着とはハナ差の4着だった。

オメガパフュームは父スウェプトオーヴァーボード、母オメガフレグランス(母の父ゴールドアリュール)、6歳牡馬。JRA栗東・安田翔伍厩舎の管理馬。通算23戦10勝、東京大賞典は2018年の初勝利から4年連続の勝利となった。

レース後のコメントは以下の通り。

1着 オメガパフューム
(ミルコ・デムーロ騎手)
「(4連覇できて)とっても気持ち良いですね。この馬にありがとう、という気持ちです。今日は状態がバッチリでしたし、翔伍先生が良い仕事をしてくれました。今日は競馬場に着いた時に馬主さんに会って緊張しました。出遅れないように(笑)。プレッシャーがすごくかかっていて、スタートはいつもより出ましたが、やっぱり二の脚が遅かったです。ちょっと心配しましたが向正面へ行ったら、いつものオメガパフュームの感じでした。3・4コーナーの手応えも抜群でしたし、ちょっと直線に向いたら斜行していたので危なかったですが、馬の気持ちがとっても強かったです。直線は本当に長かったです。なかなか終わらなかったですが、4連覇出来たので本当に嬉しいです。4連覇は強い馬でないと出来ないですし、素晴らしい馬です。お客さんが一杯応援してくれて本当に感謝しています。いつもありがとうございます」

(安田翔伍調教師)
「4連覇に携わることが出来て、オーナーや馬に感謝で一杯です。目標としていたこのレースを無事に終えられて、結果が出た安心感の方が勝っています。向正面に入ったところで帝王賞に比べると推進力が出ていたので、大丈夫かなと思いました。4コーナーで外へ振られた時にはリズムが乱れたのが直線の走りに影響があるかとも思いましたが、見守るだけでした。おそらくこれが最後のレースになるかと思いますが、このあとは馬のケアをして、その後の予定に対応していきたいと思います」

2着 クリンチャー(宮本博調教師)
「今日は意識的に体を絞りました(マイナス15キロ)。この馬は480キロ台の馬体重の時に重賞で良い所に来ていましたからね。今日は勝った馬が強かったです。ジョッキーはチャンピオンズカップの時よりも全然良いと言っていました。まだまだ頑張れると思います」

3着 ウェスタールンド(藤岡佑介騎手)
「今日は一か八かで、この馬のスタイルで、前が止まる展開なら差し込めるイメージで乗りました。本当に頭が下がる思いです。素晴らしい脚を使ってくれました」

4着 ミューチャリー(御神本訓史騎手)
「思ったより前に進んで行きました。馬は良くなっていましたし、あとは乗り方ひとつだと思います」

(取材:大関隼)

お知らせ

お知らせ一覧