万馬券を愛する皆さん、お待たせいたしました。『年度代表穴ウンサー』を発表いたします。先日、都内某所で選考委員会が開かれ、栄えある2013年のMVPが決定いたしました。発表の前に、参考資料として各選考委員に提示された2013年の記録をご紹介します。
★2013年のリーディング・トータル成績
舩山 8割3分3厘(228打数190安打)
佐藤 8割8厘 (453打数366安打)
小林 7割8分4厘(482打数378安打)
小塚 7割8分2毛
中野 7割8分1毛
山本 7割6分5厘
木和田 7割5分3厘
檜川 7割5分
大関 7割4分8厘
米田 7割3分9厘(69打数51安打で規定打数に足りず参考記録)
★リーディング穴ウンサー‥‥‥舩山・8割3分3厘
★最多万馬券レース実況者‥‥‥小林・378レース(2位は佐藤・366レース)
★最多100万超レース実況者
第1位 佐藤・17レース
第2位 中野・12レース
第3位 小林&大関&山本・11レース
★2013年高配当レース実況者
第1位 小塚・1162万6950円(4月27日・東京3R)
第2位 檜川・ 859万 340円(9月29日・阪神6R)
第3位 山本・ 703万9220円(8月4日・新潟1R)
第4位 大関・ 494万3810円(11月16日・京都7R)
第5位 佐藤・ 490万9360円(7月21日・福島1R)
第6位 佐藤・ 473万7470円(11月16日・福島1R)
第7位 木和田・471万2080円(12月14日・中京・愛知杯)
第8位 山本・ 465万3370円(6月2日・阪神1R)
第9位 中野・ 453万9600円(10月26日・新潟4R)
第10位 大関・ 436万3510円(11月10日・京都1R)
★2012年高配当重賞レース実況者
第1位 木和田・471万2080円(12月14日・愛知杯)
第2位 小林・ 361万9290円(10月 6日・京都大賞典)
第3位 小林・ 123万5600円( 5月 5日・NHKマイルカップ)
(2013年の100万を超えた重賞は3つだけだった)
★WIN5(1億円を超えたもの又はキャリーオーバーが出たもの)
4月28日(日) 天皇賞(春)
東京 10R(3番人気)・11R(3番人気) ...小塚アナ
京都 10R(4番人気)・11R(2番人気) ...舩山アナ
福島 11R(15番人気) ...山本アナ
●払戻金 1億3372万2760円
5月 5日(日) NHKマイルカップ
東京 10R(9番人気)・11R(10番人気) ...小林アナ
京都 10R(5番人気)・11R(6番人気) ...檜川アナ
新潟 11R(6番人気) ...山本アナ
●的中なし キャリーオーバー(5億3613万284円)
9月 1日(日) 小倉2歳S&新潟記念
新潟 10R(2番人気)・11R(10番人気) ...舩山アナ
小倉 10R(3番人気)・11R(2番人気) ...大関アナ
函館 11R(11番人気) ...山本アナ
●払戻金 1億2937万1980円
10月 6日(日) 京都大賞典&毎日王冠
東京 10R(6番人気)・11R(4番人気) ...舩山アナ
京都 10R(4番人気)・11R(11番人気) ...小林アナ
新潟 11R(6番人気) ...佐藤アナ
●払戻金 2億円(キャリーオーバー発生)
今回の選考委員会は紛糾し、意見が分かれました。各選考委員から出た主な意見は以下のとおりです。
「年度代表穴ウンサーは小林アナでいいのではないか。年間の万馬券実況回数トップで、重賞での100万越え実況がいずれも印象的だった。京都大賞典ではゴールドシップが5着となり、単勝万馬券の馬が勝つとは本当に驚いた。WIN5の的中はたったの1票でキャリーオーバーも出たが、あの1票を持っていた人に会って話をしてみたいと思ったほどだった(笑)」
「私は佐藤アナを推薦します。リーディングは2位、100万超えのレース数ではトップで、その京都大賞典の日のWIN5の2億円にも貢献するなど、多くの部門でランクインしている点は評価出来ます。今年からJRA賞では勝利数などで総合的に評価し騎手を表彰するMVJが始まりましたが、ラジオNIKKEIのMVA(穴ウンサー)は佐藤アナではないかと思います」
「小林アナは年間の万馬券実況回数がトップではあるが、打率は7割台で、ただ単に実況した回数が他の者より多かったということは言えないだろうか」
「1000万越えで小塚アナだと私は思う。ただ1人1000万を超える2013年の最高配当である1162万馬券を実況したという事実を評価すべきだろう。シンプルに最高配当レース実況者が年度代表穴ウンサーでいい」
「しかし、彼は他に強調できるところがないでしょう。天皇賞(春)の日のWIN5では、彼が実況した2レースとも3番人気の馬が勝ったんです。あれがもっと人気のない馬だったらキャリーオーバーも出たでしょう。彼が足を引っ張ったとも言えますよ」
「やはり舩山アナでいいのではないでしょうか。コンスタントに波乱を出し続け、なおかつWIN5でも2度も『億』に絡んでいるのですから。確かにBS11に出演する関係で小林アナや佐藤アナに比べて実況した数は少ないわけですが、228回もやって8割3分3厘というのは立派なものですよ。この打率は年度代表穴ウンサーに値するものだと思いますね」
「その考えも分からないではないが、最後の有馬記念で1番人気が勝ったからなぁ。さすがに実況すると1番人気が負けるという舩山アナの神通力も、あのオルフェーヴルの強さには通じなかった。あれでオルフェが2着にでもなっていたら強く推せるのだか...」
選考委員会では私小林、佐藤、小塚、舩山の4人が議論の対象となりました。各委員からの意見は様々で、かつてこれほど意見が分かれたことはありませんでした。そして、最終的にはやはり選考委員全員による投票により決まりました。結果を発表いたします。
2013年の『年度代表穴ウンサー』は、舩山陽司アナウンサーです!
やはり8割3分3厘というハイアベレージでリーディングアナウンサーとなったことが評価されたことはもちろんですが、昨年実況した重賞レースでもことごとく1番人気が負けたということも強みだったように思います。天皇賞(春)では一昨年のオルフェーヴルに続き、単勝1.3倍の圧倒的1番人気のゴールドシップが5着となったことは強く印象に残っています。ちなみに彼は年が明けても好調子をキープしているようで、1月は12打数12安打で「10割」です。先週のAJC杯が今年最初の重賞レースの実況でしたが、1番人気のレッドレイヴンは4着でした。さすがです。
さぁ、今年は米田アナがリーディング争いに加わってきます。彼は「穴ウンサー」としてはどうでしょうか?また、昨年4月に入社した山本直アナも今年はレース実況をすることになるでしょう。ぜひ注目していただきたいと思います。
毎日寒い日が続いていますが、インフルエンザなどに負けずに頑張って行きましょう。今年もどうぞ『万馬券レース実況リーディング』をよろしくお願いいたします。