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 1日(水)船橋競馬場(晴・不良)で行われた牝馬限定のダートグレード競走、第67回クイーン賞(JpnIII・1800m)は、逃げ粘る1番人気サルサディオーネを、道中は中団の内を追走しそのまま内から進出し直線外に出した川崎所属の6番人気ダイアナブライト(笹川翼騎手)が差し切って、人馬ともにダートグレード競走初制覇を飾った。勝ち時計は1分51秒4、クビ差2着にサルサディオーネ(大井)で南関東勢のワンツーフィニッシュとなった。
さらに5馬身遅れた3着に3番人気プリティーチャンス(JRA)が入った。2番人気リネンファッションは8着、4番人気ウェルドーンは10着、5番人気のエリザベスタワーは13着に終わった。

 勝ったダイアナブライトは父ディープインパクト、母チェリーコレクト(その父Oratorio)という血統の牝5歳鹿毛馬、川崎・内田勝義厩舎の管理馬。通算成績16戦5勝、重賞初制覇がダートグレード競走初制覇となった。

 レース後のコメントは以下の通り。

1着 ダイアナブライト(笹川翼騎手)
「一発狙っていたので凄く嬉しいです。前走や中央時代のレースを見て、ある程度この馬のイメージを働かせながら、ほぼ競馬は考えていた通りでした。強い馬が3、4頭いるなと思っていました。その馬たちを行かせて、欲を言えばその馬たちだけに競って貰って、虎視眈々と...と思っていましたが、その通りにうまく行きました。もちろん馬が頑張ってくれたことが何より一番です。
実績のある馬たちを負かして重賞初制覇ですし、名誉なことだと思います。これで馬が自信をつけてくれると思いますし、これから本当に期待しています。まだまだこの馬は強くなっていくと思いますし、僕もまだまだ上手くなりたいので、日々勉強して頑張っていきたいと思いますので、応援してください」

(内田勝義調教師)
「毛ヅヤも良くなかったですし、正直もうちょっとかな...と思っていたのですが、底力が違うのでしょう。馬が走ってくれたという感じです。ジョッキーは前のレースも全部見てくれたと言うので、あとはお任せでした。サルサディオーネはハナヘ行くと強いですし(先頭は)変わらないかなと思ったのですが、ゴール前でよくかわしてくれました。
このあとはTCK女王盃と思っていましたが、30日のレース(東京シンデレラマイル)もあるので、馬とオーナーと相談して決めたいと思います。これからも南関東のグレードレースは沢山ありますので、応援よろしくお願いします」

2着 サルサディオーネ(矢野貴之騎手)
「もうひと呼吸我慢すれば良かったです。それでも今日はこの馬らしい競馬ができました。こちら(船橋)のレースだと雰囲気が良いです。斤量は重かったですが、力のあるところを見せてくれました。(離れた外から来られたのは)笹川騎手のファインプレーです」

4着 ディアリッキー(達城龍次騎手)
「思いのほか来てくれました。向正面から追っている感じになりましたが、それでも頑張ってくれました。潜在能力が高い馬ですね」

5着 サルサレイア(西啓太騎手)
「頑張ってくれました。船橋の1800メートルが一番合います。去年も頑張ってくれましたが、展開が向きました。今年はこの馬の形でなくても着に来てくれました」

8着 リネンファッション(C.ルメール騎手)
「2番手で良いレースができましたが、向正面で忙しくなってしまい、反応しなくなりました。状態は良かったのですが」

10着 ウェルドーン(武豊騎手)
「この馬のレースをしたつもりでしたが、こんなにバテたのは初めてです。(敗因は)分からないですね。状態は良さそうでしたが、当てにならないところがあって、悪いところが出たのでしょうか」

(取材:米田元気、小屋敷彰吾)

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