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 31日(日)に東京競馬場で行われる第164回天皇賞(秋)(GI)に出走予定のグランアレグリア(牝5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)について、追い切り後の藤沢和雄調教師のコメントは以下の通り。

「先週、今週とウッドチップコースで追い切りました。そんなに速い追い切りではなかったのですが、大きなコースですし、十二分な調教だったと思います。体調は良さそうです。

 (初の2000mだった大阪杯は)休み明けの重馬場で、ダービー馬は強いですし、向正面からずっと併せ馬をする形になって彼(コントレイル)にはかなわなかったですね。今度は慣れた東京ですから期待しています。

 今まで何度か秋の天皇賞を勝たせてもらっていますが、みんなスタミナ十分な馬で勝たせてもらいました。今回は初めてマイルで強い馬を出走させるので、どういう競馬になるか楽しみにしています。(2000mに使うにあたって)調教をそんなに変えたということは無いのですが、戦ってきた距離が違うのでその点だけですね。

 夏場にノドの手術をしましたがそんなに難しいものではなかったですし、経過は良好ですしその後の息遣いも問題ないので、大丈夫だと思っています。

 美浦に戻ってきてからは去年もそうでしたが、秋には陽気も良いですし飼い葉もよく食べてくれます。若い頃から比べると体重も増えましたし、調教も十二分に出来るのでノドの問題はないなと思っています。若い頃はやる気が十分すぎて空回りする事がありましたが、穏やかになってきて普段の扱いもずいぶん楽になったので、完成してきたのかなと思います。

 スピードのある馬ですし、スピードのある馬で東京の2000mを走り切れるのかどうかを見てみたいですね。このレースはいつも強い馬が沢山出てくるので難しいレースですが、楽しみにしています。(自分にとっては)最後の天皇賞になるので、ぜひ応援してください」

(取材:大関隼)

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