【秋華賞】美浦レポート ユーバーレーベン [News]
2021/10/13(水) 13:08
17日(日)に阪神競馬場で行われる第26回秋華賞(GI)に登録しているユーバーレーベン(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)について、追い切り後の手塚貴久調教師のコメントは以下の通り。

(前走後の調整について)
「オークスが終わって、左前脚が少し腫れました。検査したところ大きな損傷はなかったのですが、やはり場所が場所だけにオーナーサイドと相談してしっかり休ませましょうということでビッグレッドファームに戻しました。症状自体はすぐに治まって、放牧している中でどの辺から立ち上げようかというところでしたが、それも随時連絡を取り合ってエコー検査あるいは獣医の診断等を仰ぎながら、こちらが思っているよりも早く調教が開始できました。定期的に検査しながら調教を進めていきましたが、牧場でも慎重にやってくれたのではないかと思いまして、馬もそれに耐えながら脚元も不安なく調教は積んでいました。それならば秋に間に合うのではないかということになりまして、具体的に秋華賞を狙いますかということになりました。ただ、秋華賞に行く話をした時は若干始動のタイミングが遅かったかなと思ったので、さすがに病み上がりでGIとなると簡単ではないなという意識は持っていました。牧場でもいつもだったらもう少しやってくれるのでしょうが、その辺はある程度のところで私の方に移させてもらいました。うちの方でも強い調教を始めた時に、さすがに息遣いとかいろいろなところで物足りない部分がありました。正直、間に合うかなというところがクエスチョンマークでした。さすがGI馬で、追い切りを重ねるごとにこちらが思っている以上に良化したということで、今週の追い切りを考えても十分間に合ったのではないかというところです」

(馬の仕上がり具合は?)
「今週でだいたい大丈夫です」

(1週前追い切りについて)
「本当は先週の段階でもう少し強くやりたかったのですが、リードホースのペースが遅かったので、思ったよりも足りないかなというところがありました。その分、週末少し強めにやって今週となりました。今日の動きは満足しています」

(最終追い切りについて)
「放牧から帰ってきて、追い切りはだいたい併せ馬で後ろから、あるいは真ん中というパターンで、闘争心というか気持ちを高ぶらせるようなイメージでずっと調教はしていました。2週前、1週前と比べて今週の方が一番彼女がやる気になってくれているのではないかなというところが見て取れました。動き自体も良かったですし、精神状態もレースに向けて随分ポジティブになってきているのではないかなとは思っています」

(馬の変化について)
「休み明けで、初めて強い調教をこちらでやった時はさすがにフーフー言って、これは本当にGI馬かなという感じでした。馬もうちの厩舎の走る馬たちと常に併せていて劣勢の時も多かったのですが、そういった中でも食らい付いていけるような調教スタイルになっています。彼女自身もひと追いごとに自信を持ってきているのではないかと思います。
今いるメンバーが調教パートナーになり得る強い馬ばかりなので、恵まれているのではないかと思っています」

(厩舎の好調の要因は?)
「それはちょっと分からないです。入ってくる馬のタイミングと、それぞれが持っているポテンシャルがこの時期になって開花してきているのではないでしょうか。それが重なっているという感じですかね。
春に活躍して、ひと夏を越すと逆の意味でガラリと変わる馬もいます。順調に夏を越してさらにパワーアップした姿を競馬場でお見せできているということは、しっかりと調教ができているし、個々の持っているポテンシャルがすごいのだなと思います」

(今回のレースに向けて)
「阪神ジュベナイルフィリーズ一走だけなので、阪神が良いかどうかは何とも言えません。その時は外回りでしたし、脚質的に最初から先行するようなタイプではないと思っていますので、今回は阪神の内回りということがポイントになるのかなと思っています。
やはり直線が若干短くなることで、仕掛けどころが難しいというか、ミルコ(デムーロ騎手)の考えによるところが大きくなるかなと思います。
雨は上手いですね。雨は大丈夫だと思います。
非常に彼女に対するイメージが彼(デムーロ騎手)は良いので、一流ジョッキーの感性に期待して送り出したいです。
(ソダシと)対戦成績はかなり分が悪いので、こちらはいつでもチャレンジャーの気持ちでやっています。たまたまオークスという舞台設定で逆転できましたが、今回阪神の2000mでどういう結果になるか分からないところはあります。実力差はそれほどないと思っていますので、しっかり対戦したいです。
二冠というよりも、彼女がこれからますます大きいレースで好走できるための第一走だと思っています。もちろん秋華賞という舞台で好走することが一番大きいですが、その後も無事であってGIを何勝もできるような馬になってほしいなと思っています。今回も応援していただければと思います」

(取材:米田元気)