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10日(日)に東京競馬場で行われる毎日王冠に出走を予定しているマイネルファンロン(牡6歳、美浦・手塚貴久厩舎)について手塚貴久調教師のコメントは以下の通り。

「前走の新潟記念では、デムーロ騎手に少しかかりやすいタイプの馬だと言っていたのですが、スタートで後手を踏んで、逆にデムーロ騎手とのコンタクトが取れて折り合いがついたのが良かったと思っています。6歳になりましたが、前々走の函館記念のように一生懸命になり過ぎてしまうところがあり、そうなるとスタミナ切れになってしまいます。いかにリラックスして、息が入れられるかがポイントです。前走後は一旦牧場に出して、このレースに向けて早めに戻して順調に調教を積んでいます。

2年前に毎日王冠に出走したことがありますが、その頃よりは大人になってレースはしやすくなりましたが、今回は戦うメンバーが前走とは違い、もう1つランクアップしないと厳しい戦いになるかもしれません。新潟記念を勝った勢いはあると思い、それに賭けてチャレンジするという形です。今回は横山武史騎手との初コンビになりますが、前走でデムーロ騎手が乗ったようなレースになるのか、それとも先行していくのか、スタートしてみないと彼にも分からないと思いますが、リズム良く、けんかしないようにという指示はしようと思っています。

意外性のある馬で、強い相手でももしかしたらと思わせるので、決してシュネルマイスターだけではなくこの馬も頑張ってもらいたいです」

(取材:小林雅巳)

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