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中山11Rの第55回スプリンターズステークス(3歳以上GI・芝1200m)は3番人気ピクシーナイト(福永祐一騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分07秒1(良)。2馬身差の2着に2番人気レシステンシア、さらにアタマ差の3着に10番人気シヴァージが入った。

ピクシーナイトは栗東・音無秀孝厩舎の3歳牡馬で、父モーリス、母ピクシーホロウ(母の父キングヘイロー)。通算成績は8戦3勝。

レース後のコメント
1着 ピクシーナイト(福永祐一騎手)
「色々なシチュエーションを想定はしていたのですが、ここまで良いポジションで逃げ馬の後ろというところまではあまり選択肢に入れてなかったので、正直驚いています。最終的にはこういう形でGIを勝てる馬にしたいなという思いはずっとありましたが、こんなに早くこの1200mGIの舞台でああいう横綱相撲の競馬をとれるようになるとは、こちらの想像を超えた走りをしてくれたと思います。こちらの期待以上ですね。今日、返し馬に行った感触も、やはり休み明けを一叩きされた効果を感じてはいたのですが、まだまだ前と後ろの体のバランスは取れていない状態だったので、今日のこの感じでどれくらいGIの舞台でやれるかなという感じではありました。前々から、この馬は凄い馬になるというのは、私は公言していたのですが、想像を超えた馬になる可能性が出てきました。あの馬自身が自ら掴み取った勝利だと思います。この先、短距離界を引っ張っていく存在になる馬ですし、国内のみならず、色んな選択肢を考えられる馬だと思います」

(音無秀孝調教師)
「賞金が足りないのでセントウルステークスを使うことになり、中2週のローテーションでしたが、間に放牧を挟みました。今日は馬が落ち着いていて、放牧を挟んだのが大きかったと思います。芝1200mのGIで2馬身差は本当に強い内容で、まだ体が緩かったりするので、これから筋肉もついてもっと強くなると思います。この後は、オーナーと相談して香港に登録します。選ばれれば、行くことになると思います」

2着 レシステンシア(C.ルメール騎手)
「仕方ないです。相手が強かったです。それでも4番手から良い競馬が出来ました。少し忙しかったですが、勝負所でよく加速してくれました」

3着 シヴァージ(吉田隼人騎手)
「内枠から上手くスタートを出てくれて、勝ち馬の後ろでロスなくリズム良く走れました。1分7秒台の決着で、もう少し雨が残って、馬場が重くなっていれば違ったかもしれません」

4着 メイケイエール(池添謙一騎手)
「スタートして、タイセイビジョンとエイティーンガールに迷惑をかけてしまいました。やはりかかる馬です。ここ2回が途中から上がっていくレースで、それがインプットされているようで、今日も途中から行ってしまいました。その中でも我慢がきいていましたし、4着まで来ているのですから力があります。これまでにレースに乗っていれば違ったレースができたかもしれません」

6着 ダノンスマッシュ(川田将雅騎手)
「とても良い雰囲気で競馬に向かえ、レースも理想的に進められました。動かないといけないところで、動くことができませんでした。この結果を反省して次に繋げていきたいです」

14着 アウィルアウェイ(戸崎圭太騎手)
「この馬場では...。今日の馬場はこの馬には向かなかったです」

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