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23日、浦和競馬場(晴 良)で行われた第32回テレ玉杯オーバルスプリント(JpnIII ダート1400m)は、久々の実戦となった2番人気テイエムサウスダン(岩田康誠騎手)が、2番手追走から3コーナー過ぎに逃げるアランバローズ(船橋)に並びかけ早め先頭、そのまま押し切って勝利した。2馬身差の快勝で重賞3勝目をマークし、秋初戦を見事に飾った。勝ち時計は1分24秒6。

2着には4番手を追走したティーズダンク(浦和)が入り、逃げたアランバローズがさらに5馬身差の3着に粘った。連覇を狙ったサクセスエナジーは7着、1番人気ラプタスは後方からの競馬となり10着に終わった。

テイエムサウスダンは父サウスヴィグラス、母ムービングアウト(母の父Langfuhr)の牡4歳鹿毛馬、栗東・飯田雄三厩舎の管理馬。通算成績15戦7勝、一昨年の兵庫ジュニアグランプリ、今年の黒船賞に続いてダートグレード競走3勝目。

レース後のコメント

1着 テイエムサウスダン(岩田康誠騎手)
「前回は騎乗停止で乗れませんでした。その分も込めて、自分で調教して馬を作って、今日に挑みました。馬は元気で終始手応えも良く、逃げたアランバローズは強いと思い早めに行きました。馬の調子も良く、手前も替えてくれましたし、今日は全てが良かったです。少し先頭に立つのは早かったけど、浦和コースですし、強気に行けたと思います。
僕も久しぶりの勝利で必死でした。ゴールでは声も出ましたし、ガッツポーズも自然と出ました。右回りも左回りも1400mも良いですし、まだ4歳、今後もまだまだ走ってくれると思います」

(飯田雄三調教師)
「前走後、夏は放牧に出して、少し涼しくなるこの時期を狙っていました。レースは岩田騎手に任せて、うまく乗ってくれました。3コーナーを回った時、大丈夫だと思いました。この馬は3歳の時が全然ダメでしたが、4歳の今年、また活躍して頑張ってくれて、頭が上がりません。
岩田騎手がずっとこの馬に調教をつけてくれていて、彼は本当に馬が好きな人間です。私もそういう人間が好きですし、これからも応援していきたいと思います。次はJBCスプリントに向かいます」

2着 ティーズダンク(和田譲治騎手)
「スタートが良く、いい位置でついて行けました。直線伸びましたが、勝った馬も踏ん張っていました」

3着 アランバローズ(左海誠二騎手)
「自分の競馬はできましたし、初めての古馬との対戦で、上出来だと思います。これくらいの距離がベストです。次が楽しみです」

10着 ラプタス(幸英明騎手)
「雰囲気は良かったですし落ち着いていました。ただスタートで遅れてしまいました。前に行けていれば違ったと思います」

(取材:中野雷太)

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