◎１８日（日）中山競馬場で行われる第８１回皐月賞（ＧＩ）に出走を予定しているヴィクティファルス（牡３、池添学）について追い切り後の池添学調教師のコメントは以下の通り。

・（スプリングステークスは）重馬場でコンディションの悪い中、騎手が上手く誘導してくれたと思います。皐月賞に向けて中身の濃いレースだったと思います。外枠から他馬の後ろにつけて直線外に振られながらも良く伸びて差し切ってくれました。課題であった折り合い面で不安無く臨めます。

・（中間の過程は）4月7日に坂路で大きめに乗りましたが特に問題無く体調面、馬体の張り、動きなど、気持ちの面でもしっかりと折り合って乗れて不安なところはありませんでした。

・（一週前追い切りは）併せ馬をするかどうか迷いましたが、折り合いもついていますし気合いを乗せて気負わせるよりも気分良く走らせました。最後は少しソラを使うところがあるのでゴール過ぎた後も気合いを付ける感じで追ってもらいました。満足いく追い切りでした。

・（今週の最終追い切りは）馬自体付け加えるようなところもありませんでした。ですから騎手の感触で馬が気負って無いか、真っ直ぐ登ってこれるか、手前を上手に変えてるか、すべての面でクリアしてくれたことを確認した内容でした。

・この馬はまだまだ奥がありそうで成長しそうです。その中でこれだけ結果が出ていますから先々本当に楽しみです。現状でも問題無く順調に来れていますからね。

・（兄弟でのクラシック制覇を目指すことについて）トライアルレースで勝利してクラシックに出走させるのは初めてです。それに重ねて兄に乗ってもらえると言うことで楽しみでもありますし、レース当日は緊張するでしょうね。後は無事にバトンを渡せるよう頑張ります。

取材：檜川彰人