4月18日(日)に中山競馬場で行われる第81回皐月賞(GI)に登録しているエフフォーリア(牡3、美浦・鹿戸雄一厩舎)について、追い切り後の鹿戸雄一調教師のコメントは以下の通り。

(前走の共同通信杯1着を振り返って)
「すごく強い競馬だったと思います。上手く流れにも乗れましたし、最後も切れてくれたので、完璧なレースだったと思います。
順調に(ここまで)来て良かったです。
夏に使い出しの頃は少し(体が)弱い馬で、レースごとに疲れも大きくて、なかなか続けてはレースを使えませんでした。休むごとに丈夫になってきて、大事に使って本当に良かったと思います」

(前走後の調整について)
「レース後、すぐにノーザンファーム天栄へ出して、十分にケアをしてもらいました。体調の良い時に戻して、今に至ります。
いつもよりは間隔が開いていなかったので、そんなに体も太っていなかったですし、すごくやりやすかったです」

(調教過程を振り返って)
「(1週前は)3頭併せで一番後ろからでした。ある程度負荷をかける稽古をするつもりだったので、十分良い稽古だったと思います。予定よりも時計は速くなりましたが、1コーナーを回る時もまだ余裕があったということなので、問題ないかと思っていました。
日曜日も坂路で少しやっていますので、今日は本当に折り合いとリズムを大事にする稽古で、(内容は)良かったです。リラックスさせることが目標だったので、今日は良い稽古だったと思います。
(横山騎手は)落ち着いていて良かったと言っていたので、予定通りかなと思っています」

(今回のレースに向けて)
「(中山は)初めてなので何とも言えませんが、レースが上手な馬ですし、札幌の小回りでも勝っていますので、そんなに心配はしていないです。
スタートも悪い方ではないですし、上手く流れに乗ってくれるかなとは思っています。
ゲートを出て、ペースが速ければ抑えればいいし、その辺はジョッキーが何回も乗っていますので、判断して上手くやってくれると思います。
折り合い面もずいぶん良くなっているので、そんなに心配はしていないです。
やはりGIですから、すごく良い馬ばかり出ているので、簡単にはいかないと思っています。それでも今回は十分にチャンスだなとは思っていますので、何とか頑張ってほしいと思います。
ファンの多い馬ですし、十分期待されているのは分かっていますから、体調を万全にして、あと何日かですが、良い状態で本番に向けていきたいと思います」

(取材:米田元気)