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3月7日(日)に中山競馬場で行われる第58回弥生賞ディープインパクト記念(GII)に登録しているシュネルマイスター(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)について、追い切り後の手塚貴久調教師のコメントは以下の通り。

(デビュー2連勝を振り返って)
「(新馬戦は)距離的にマイル前後でデビューさせたいなと思いました。血統的にも母がヨーロッパの血統なので、洋芝を使いたいなというところで札幌の1500mを狙ってデビューさせました。デビュー当初はまだ体も弱々しくて、デビュー戦に跨ってくれた横山武史騎手も"まだ緩いな"という感想だったみたいですが、よく勝ってくれて良かったなと思っています。それから夏休みを挟んで暮れまで休ませたのですが、デビュー戦を勝った後、いろいろと熱発だとかありまして休養が長くなってしまいました。ひいらぎ賞に向けて、ある程度立ち上げてからは順調に来て、良かったのではないかと思います。2戦目も、こちらが思っている以上の内容で勝ってくれたなと思っています。
馬体重がかなり増えた例を取っても当てはまるのですが、体力的にはデビュー戦に比べて2戦目の方が付いたのではないかと思っています。ただ、全体的な緩さというところは相変わらず感じ取れているので、その辺は今後の課題かなと、当初は思っていました」

(前走後の調整について)
「ひいらぎ賞を勝った後、春はどこから使おうかというのはオーナーと相談しました。ひいらぎ賞のレース内容を考えると、距離も融通性があるのかなと思えたので、オーナーへは私の方から少し距離を延ばしてみませんかと言わせてもらいました。それならばトライアルから行こうかという話で弥生賞ということになりました。この中間はどこが痛くなったということは特になかったので、しっかり休養と鍛練を重ねて、放牧先から戻ってきました。すごく良くなって帰ってきました」

(最終追い切りを振り返って)
「1週前までにある程度仕上がっているかなという感じはしたので、今日は時計はあまり気にせずに息だけ整えるようなイメージで追い切りました。時計も申し分ないですし、もし楽だったらゴール板を過ぎても少し伸ばそうかなと思ったので、その通りになったような調教で、仕上がりとしては申し分ないかなと思っています」

(今回のレースに向けて)
「中山のコースは問題ないかなと思っています。距離の2000mは、マイルまでしか走っていない馬なので、血統的にもキングマンということでマイラーなお父さんなので、その辺は考えるところはあるのですが、それをも覆してくれるようなポテンシャルを持っているのではないかと期待して送り出そうと思っています。2000mなのですが、コーナー4つあるので息も入りやすいでしょうし、幸い今回は少頭数なので、それほど乱ペースにもならないだろうという思いもあるので、十分こなせるかなと思っています。
最優秀2歳牡馬もいますし、頭数は少ないですが、(メンバーは)強いなと思います。そこと組んでどこまでやれるかというところなのですが、過去に私の厩舎で預かった馬には良い馬がいましたが、それと比較しても遜色ないポテンシャルを持っていると思います。ぜひとも良い内容のレースをしてほしいなと思っています。
2戦2勝で、珍しいドイツ産馬なのですが、弥生賞で良い内容のレースをしてくれれば、シュネルマイスターも全国区になれると思います。もちろん全国区になれるような器だと思っていますので、ぜひ応援していただければと思っています」

(取材:米田元気)

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