お知らせ:

競馬実況web

 2月28日(日)に中山競馬場で行われる第95回中山記念(GII)に出走予定のヒシイグアス(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎)について、堀宣行調教師のコメントは以下の通り。

(3連勝で重賞制覇となりましたが、前走の中山金杯を振り返ってください)
「中山金杯を目標に、良い状態できていると感じていました。競馬はゲートを出てから1コーナーに入るところでだいぶごちゃついてその流れが向正面過ぎるぐらいまでありました。向正面で一度大きく頭をあげるシーンもあり、とてもリズムの悪い競馬でした。以前のこの馬だったら、その段階で競馬を諦めるような脆いところもありましたが、そういった厳しい状況でも最後までしっかり走ってくれて成長を感じましたし、良い競馬だったと思います」

(ここへきて3連勝は、そういった成長が実を結んできたという感じですか?)
「そう言いたいところではありますが、3連勝といってもだいぶ間隔を空けての3連勝ですので、その辺りは使い込めないという課題がまだあります。精神的な部分や能力を出し切ってくれるというところでは評価しても良いのですが、まだ続けて使えない芯の弱さというようなところがあります」

(中7週の中間の様子を教えてください)
「(調教を)少し緩めるとトモの緩さなどが目立って、締まってくるのに時間がかかる馬なので、この春のレースへ向けて中山記念は重要なレースだと思い、在厩で緩めないように調整してきました」

(今朝の追い切りはウッドチップコースで併せ馬で行われましたが、どういった狙いで行われたのでしょうか?)
「中間は在厩で早め早めに仕上げていくような形で行なってきましたが、先週の1週前追い切りが思っていたよりは少し鈍くて、息の方も幾らか重いというところがありましたので、今週は日曜競馬になりますが、水曜日に追って最後に幾らか微調整をしました。疲れを残さない程度に強めの調教を行ないました。先週日曜日にもウッドチップコースで軽めの追い切りを調整程度にしていて、今週は先週とは違って反応もよく若干モタれる面は見せましたが、先週感じた重さのようなものは解消していたので、最後はそこまで求めず微調整で済んだと思います。レースへ向けた状態も整いました」

(中山芝1800mの舞台への適性は?)
「中山のこのコースは何度も走っているので、そういった意味ではしっかり能力を出してくれるのではないかなと思っています」


(取材:小屋敷彰吾)

お知らせ

お知らせ一覧