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2月14日(日)に阪神競馬場で行われる京都記念(GII)に出走予定のワグネリアン(牡6、栗東・友道康夫厩舎)について、追い切り後の大江祐輔調教助手のコメントは以下の通り。

「(前走は)調教の段階では息遣いはいつものような感じではあったんですが、レースでははっきりといつもと違うような動きでしたので、改めて喉を調べました。そうするとやっぱり昔よりも異常が認められた、ということでレースではそのあたりが大きく影響したと思います。

(喉の手術を受けた後は)特に異常なく順調にここまで来ています。追い切りなどでは動きに影響があるようなところはないというところで、あとはレースに行ってどうかというところなのかなと思います。手術の後、いつものようにノーザンファーム天栄に放牧へ出して、年末に帰ってきました。冬場でしたが毛艶も身体の張りも良く帰ってきてくれて、調整は順調に進んでいます。見た感じというか、普段管理してる中で比較もできますが、その中でも今回は良いかなと思います。

先週、先々週とそれなりにしっかりやっているので、今週は整える程度、馬の気持ち、走りをチェックする追い切りだったんですが、充分に仕上がっているかと思います。(先週は)武豊ジョッキーに乗っていただきましたが、折り合いの確認と動きの確認、最後の反応の確認なんかをしてもらいました。終いもしっかり動けていて、あれをやったことでさらにもうひとつ上の段階に来ているなと感じるので楽しみです。

基本的には馬は前向きで毎回頑張ってレースをしてくれているので、展開ひとつというところまでは今までもあったと思いますが、馬と折り合いをつけるのがすごく上手なジョッキーなので、流れに乗って、馬とコミュニケーションを上手に取ってレースをしてくれるんじゃないかと思います。

(レースに向けて重要なのは)前向きなところをいかに上手に流れに乗ってレースに生かせるか、何より手術の影響が良い方に出てくれるかどうなのか、という要素だと思っています。

今までのレースぶりを見ても、どんな競馬場でもどんな状況でも頑張って走ってくれる馬なので、阪神で京都記念という舞台ですけれども、全く気にするところはないです。

GI馬もいて、GIIらしい良いメンバーだと思いますが、ワグネリアンも自分の実力さえ出せれば充分引けを取らないくらいの馬ですし、今まで掲示板をずっと確保できるくらいの良い競馬をしてくれていますし、ここでも当然実力を出せれば勝ち負けだと思っています。

ここまで良い状態に持って来れていますし、ジョッキーが替わってもしかすると新しい一面を出してくれるかもしれません。僕たちも期待と不安が入り混じったレースになるんですけれども、当然良いパフォーマンスをしてくれた時には勝ち負けすると思っています。応援よろしくお願いします」

(取材:山本直)

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