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2月14日(日)に東京競馬場で行われる共同通信杯(GIII)に出走予定のシャフリヤールについて、追い切り後の藤原英昭調教師のコメントは以下の通り。

「まだ手探り状態だったんですが、素質は感じていて、新馬戦で勝ったというのはすごく大きな勝利だったと思います。

依頼をもらって預かると決めた時から、血統背景はすごいですし、馬格も筋肉質というよりもきれいな馬で、ディープインパクト産駒ですから、ある程度は走るだろうなと思っていました。栗東に連れてきて乗ってから、という確認作業は必要だとは思っていましたが。

我々も(兄の)アルアインを見てきていますからね。あの馬はしっかりしていて勝負強さもありますから、そういうところを受け継いでくれたらと思っています。身体自体はそこまで追いついていないのですが、ポテンシャルはそれに近いものがあると思います。

(新馬戦の後は)ポンポンと使うくらいの体力が無かったので、ノーザンファームの関係者と話して『成長させよう』ということで間を空けました。成長途上なので気を遣いながら、今回という感じはしています。

新馬戦を使う前と、体重はそこまで変わっていないんですが、中身の方でしっかりした印象は受けました。

(中間は)ずっとCウッドで福永ジョッキーに乗ってもらって併せ馬で順調に来ました。ここで負荷、というよりもある程度調整する段階で、坂路で54秒くらいで、終いをサッとやる感じで調整しました。見た目もそうですし、ジョッキーも『仕上がった』というコメントをもらえました。

これ(輸送)ばっかりは経験させてみなければというところはありますが、それを乗り越えてくれる馬と信じてやっています。これは慎重に、不安もありますが期待も大きく、やってみて、という感じですね。

乗った感じはすごくパワフルという感じではなく頼りなさもあるのですが、走ってみると時計も出ますしスピード感はあります。車で例えるならアクセルをふかしてグッと走るタイプがうちの厩舎には多かったんですが、この馬はアクセルをふかさなくてもサッと走るような感じなので、つかみづらいんですが能力はあるんだろうなと思っています。

もう少し経験を積ませて使いたいところなんですが、精神面や体力面がまだまだなので、新馬で頼りなさを残して、ヴィヴァンに、走る馬を相手に競り勝った実績だけで、重賞でも行けるのではないかと期待しています。

血統もしっかりしてますし、期待もしていますので、ここでどんな競馬をするか、できるだけしっかり仕上げてレースに挑みたいと思います。応援よろしくお願いします」

(取材:山本直)

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