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17日(日)に中山競馬場で行われる京成杯(GIII)に出走予定のグラティアス(牡3歳、美浦・加藤征弘厩舎)について、追い切り後の加藤征弘調教師のコメントは以下の通り。

「新馬戦はスタートも決まって、出たなりにその気になったので、先頭で走らせる形になったのだと思います。見た目にはそんなに手応えが良くは見えなかったのですが、戻ってきてからのジョッキーの話では集中していなくて物見をしてばかりで、並ばれてからやっと普段通り集中力を持って走れたという事でした。

新馬の後は10日くらい厩舎に置いておきましたが特に変わった様子もなく、レース前と変わらない状態でした。この中間は5週間くらい前に育成場から戻って来て、翌週は馬体の調整にあてましたが、(戻ってきて)2週後からレースに向けて追い切りを始めてきました。

先週の時点で長めから息を作る追い切りもしましたし、最後の1ハロンの反応もしっかり確かめられたので、今週はさほどいじらないで調整程度の追い切りをしました。(新馬を)使う前と同じ状態、もしくはそれ以上の状態に仕上がって来たと思います。

(普段の性格の印象は)4月に一度厩舎に入って、10月にもう一回厩舎に入ってきた形ですが、2回とも落ち着いた様子で、調教が進んでもそんなに精神状態が高ぶる事もありませんでした。常に落ち着いた状態で過ごせる性格に見える馬ですね。素直で従順で、自分を見失わない精神力を持っているのが、この馬の強みではないかなと思っています。

最初からある程度初速もつきますし、上手に立ち回れるタイプだと考えているので、コースを1周する中山の2000mでもさほど心配していません。今回は前に馬を置いて好位で立ち回って、段々加速していくような競馬をイメージしていますが、何せスタートが速いのでそこで先頭に立つ形になるかも......という感じもしています。

クラシックを目指すような馬が集まってくるレースですけれど、この馬も今後に向けてここで良い結果を出して、春のクラシック路線に乗って行ければと思っています」

(取材:大関隼)

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