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12月27日(日)に中山競馬場で行われる第65回有馬記念(GI)に登録しているオーソリティ(牡3、美浦・木村哲也)について、追い切り後の木村哲也調教師のコメントは以下の通り。

(前走のアルゼンチン共和国杯1着を振り返って)
「春はダービー出走へもう一歩のところまで行ったので、応援して下さる方にもがっかりさせてしまったことも含めて、すごく残念な気持ちにはなりました。手術も上手くいきましたし、そこからのリハビリも上手くいっていました。馬の気持ちなどはすごく良かったので、元気一杯で調教してくれていたものの、実際にレースへ行っての着順や結果がどんなものかは半信半疑でした。(勝って)すごく嬉しかったというか、びっくりしました」

(前走後の調整について)
「走っても全然(調子が)落ち込んでいないような感じだったので、見た目は頼もしいなとは思いました。あまり脚元が丈夫ではないというか、結構気を使うというか、爪の形や質を含めてレース後は疲れが残りやすい脚の形をしているものですから、実際レース後はすっきりしていませんでした。レースを勝って嬉しい気持ちはありましたが、次にスムーズに、すぐレースへ向かえるという印象は持たなかったというところです。
不安な部分が不安なままで競馬を使いたくありませんでした。入厩以来そろりとした調教はしていないつもりですが、その脚元の部分に関しては不安がないから、今日もアグレッシブに調教を行いました。
前走の結果も嬉しい誤算というか、びっくりしています。キャリアが少ない中で、春の後半から着順が良いので、来年も楽しみです。今回も楽しみですよ」

(最終追い切りを振り返って)
「上手くいったのではなかろうかと思っています。レースは大一番ですが、出られるだけでもありがたいという感じで、そんなに肩に力が入っていないつもりです」

(今回のレースに向けて)
「しっかり前半から立ち回れて、レースに参加したいというような気持ちです。ジョッキーが悔いがないような立ち回りができれば嬉しいなと思っています。
3歳馬というアドバンテージはすごくあると思います。絶対王者だとか、有馬記念を過去に制した馬、GIの常連もいっぱい出てくる中で、ただ勢いで突っ走っていい状況が3歳馬の参戦みたいに私は思っています。本当に出られるだけで嬉しいですし、トラブルなく来ているので、楽しみです。
とにかく、春はダービーに出られるところまで行ったのに、そうならなかったのは本当にがっかりしました。オーナーを含め応援して下さる方にがっかりさせてしまったなというのはあったので、ダービーに出られなかった分、年末に何かワクワクする今の状況を、関係者の皆さんと共有して臨みたいという気持ちです」

(取材:米田元気)

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