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12月27日(日)に中山競馬場で行われる第65回有馬記念(GI)に登録しているフィエールマン(牡5、美浦・手塚貴久厩舎)について、追い切り後の手塚貴久調教師のコメントは以下の通り。

(前走の天皇賞・秋2着を振り返って)
「改めて、中距離でもやれるということが証明できて良かったかなと思います」

(前走後の調整について)
「天皇賞が終わって、上がりが32秒7というすごい脚を使って若干心配でした。やはり疲れは多少出ましたが、幸いにも有馬記念に向けて間に合うということでオーナーサイドと話ができて、それなら有馬記念に行こうということになりました。その後は順調に来ています。
先週の木曜日の段階で、裸で491キロなので、多少プラス体重になるのかなと思います」

(最終追い切りを振り返って)
「良い動きだなと思いました。
今回は、帰厩してから体調が良いというか、馬は走る気が満々で、見ていても活気溢れる動きというのはずっと感じ取れていました。今日もそれに当てはまるような感じで良い動きだったと思います。
長い距離を使っていたので馬が今まではスイッチが最初は入らないような感じのタイプでしたが、2000mを使ったことによって、馬のスイッチの入り方がいつもより早くなったのかなと思います」

(今回のレースに向けて)
「去年は凱旋門賞を使わせてもらって、コテンパンにやっつけられて帰ってきて、馬の精神状態も少し心配しながらの調整で、我々スタッフもフィエールマン自体も正直どれくらい戻れるかというところもありました。レースの内容は私たちが思っていた以上のパフォーマンスを見せてくれたので、やはり強い馬だなというのは昨年も思いました。今年は天皇賞が終わって、早々に有馬記念ということで目標を定めましたので、疲れもなくしっかりと来ているので、臨戦過程としては今年の方が数段良いのではないかと思っています。
ルメール騎手はフィエールマンに乗っている時は凱旋門賞以外ではコンスタントに結果を出してくれています。凱旋門賞は特殊な馬場だったので致し方ない部分もあるのですが、初めての異国の地で馬も戸惑っているところも見受けられました。今回は主戦場である日本ですし、中山が得意かどうかは分からないところもありますが、幸い雨が降っていないので、馬場が悪くならないと思います。パフォーマンス的には落ちないかなと思います。
2月の終わりから、コロナ禍の中で無観客から始まりまして、やっと秋になってお客さんを少し入れられましたが、まだ100%ではない状態です。今の日本を見てもコロナの感染者が多くなっている状況の中で競馬をやらせてもらって、すごくありがたいと思っています。その中で有力馬の一頭として有馬記念に使わせてもらうということで感じるところもありますし、日本の競馬を盛り上げて国民に少しでも元気になってもらえるようにと思っています。しっかり調整して、しっかり競馬に向かっていきたいです」

(取材:米田元気)

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