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12月27日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(GI)に出走予定のラッキーライラック(牝5、栗東・松永幹夫厩舎)について、追い切り後の福永祐一騎手のコメントは以下の通り。

「(今日は)乗る前に担当の方からいろいろな癖を聞きながら臨んだんですが、非常に良いコンタクトが取れたんじゃないかなとは思います。時計もだいたい指示通りでしたし、終いを伸ばす形で非常に良い動きをしてくれていましたね。(乗ってみて)多少イメージとの違いはありましたが、今日の調教で跨ることが出来て良かったと思います。具体的なレースプランをイメージできましたし、調教師とも共通のイメージを描いていく上では、今日の機会は非常に良かったと思います。

非常に強い牝馬でGIを複数勝っていますが、同世代にアーモンドアイという歴史を塗り替える馬がいた中で、非常に優秀な成績を収めている馬ですから、名牝と呼ばれる馬なんだな、と思います。非常にダイナミックな走りをするというか、牝馬らしからぬ馬体と走りをする馬だな、と思いましたね。

コーナーを6回回るので、2400メートルとたった100メートルしか違わないんですが、長距離の要素を求められる部分が出てくるのかなと思います。3コーナー付近からのスタートになりますので、そこから正面のスタンド前までにどういった位置取り、どういったリズムで走れるかが重要になるかなと思います。

(前走は)外枠でどのようなポジションを取るのかなと思いましたが、馬の能力を重視したポジションだったと思いますし、上がっていく時の脚は速かったですからね。やはりああいうペースが速くなるところで、あの手応えで上がっていけるのは競走馬として能力が一枚上なのかなと思いました。

非常に光栄なことだと思っています。ファン投票2位の馬の依頼を受けるということは、騎手冥利に尽きることですし、さらに引退レースということで責任も大きいな、というのは感じています。まずはレースを無事に終えることが大前提ではありますけど、その中で良い状態、良いコンディションで来れていますし、力を発揮できる状態だと思いますので、一番良い形で有終の美を飾れるようにしっかり騎乗したいと思っています」

(取材:山本直)

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