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12月27日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(GI)に出走予定のワールドプレミア(牡4、栗東・友道康夫厩舎)について、追い切り後の武豊騎手のコメントは以下の通り。

「今日はCウッドコースで単走の追い切りでした。そんなにハードに追い切る必要がないと聞いていたので、感触を確かめる感じでした。前半から良い感じで入れましたし、最後まで気分良く走っていたと思います。ジャパンカップの時は坂路で追い切って、1週前はかなり重いかなと思い、その週はなんとか態勢が整ったかなという感じだったんですけど、今回は1度使っているので、状態面では余裕を持ってレースに挑めるのかなと思います。(今日は)良い感じでした。

(前走は)11か月ぶりでしたし、レースにもギリギリ間に合ったかなという感じだったんですけど、レース自体は頑張って走ってくれたかなと思います。メンバーは強かったですけど、実力のある馬だなと思いました。今後が楽しみだな、とレース直後に思いました。イレ込みは相変わらずでしたね。それは休養前と変わってなくて、でもデビューの時からずっとレースの前はイレ込んでいますし、長距離戦でも(レースには)問題なく、レースに行くとむしろ冷静に走ってくれます。パドックで跨ってからゲートインまでずっとイライラした感じで、早く走りたい感じでテンションが高いんですけど、何か大きいことをするわけではないですし、寒い時期なのでまだマシですね。

昨年(の有馬記念)は菊花賞を勝ってからの参戦で、まだ3歳でしたが良い走りをしてくれましたね。メンバーに入ると厳しいだろうな、と思っていましたが、一生懸命走ってくれて、もう少しで2着でしたからね。今後が楽しみになるレースが出来ました。スタートがあまり速い馬ではないですからね。ほとんどのレースで少し遅れ気味のスタートが多いですし、昨年の有馬記念の場合は馬場状態のことがあったり、展開のことがあったりで、ああいう(後方の)ポジションになりました。

(レースの)大きなポイントはないかもしれませんが、16頭で小回りの中山を1周半ですよね。スムーズに行く馬、行かない馬が出てくると思うので、そのあたり(がポイント)ではないですかね。菊花賞を勝っているように、こういう距離は合っていると思いますし、舞台としては良いのではないですかね。

今年は競馬界だけでなく大変な年になりましたけど、競馬の世界では強い馬が強いレースをして、スターホースもたくさん誕生して、ずっと良いレースが出来てきた1年だと思いますし、その中で最後の有馬記念を自分が締めくくれたらと、良い思い出にしたいなと思います」

(取材:山本直)

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