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12月27日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(GI)に出走予定のクロノジェネシス(牝4、栗東・斉藤崇史調教師)について、追い切り後の斉藤崇史調教師のコメントは以下の通り。

「(今日の追い切りは)良い動きだったと思います。先週はしっかり目にやっていますし、追い切ってから金土日と力みが強かったのでそのあたりに気を付けてもらうのと、やりすぎない程度に前に並びかけてくれれば良いかなと思っていました。先週は前の馬に近い位置で力んで走ってしまったのもあるのかなと思っていて、(前の馬との)距離感はジョッキーに任せます、という感じでしたが、道中はジョッキーも前の馬と距離を取りながら、馬のリズムを大事にしながら乗ってくれて、最後はリズムも良く、大きなフットワークで走ってくれたんじゃないかなと思います。良い追い切りが出来たんじゃないかなと思います。

(前走は)スタートで少し狭くなって後ろの位置になったんですが、馬も最後まで頑張ってくれましたし、よく伸びてくれていましたし、惜しいレースだったかなと思います。休み明けの方が大人しくて、競馬に臨むには良いかなという感じですが、身体の動きは宝塚記念の時の方が良いかなというのがありました。それでもどんな状況でも走ってくれる馬なので心配せずに見ていましたが、競馬は上出来だったかなと思います。

レース後にノーザンファームしがらきへ出すのはいつものことなんですが、今回はいつもより間隔が少ないのは心配でしたが、戻ってきて馬もリラックスしてますし、馬場入りも大人しくできるようになってきたのでそのあたりは成長かなと思います。レースに臨む過程としてはいつも通りですし、何か変わったことをしているわけではないですが、2500メートルだと1周半しないといけないので、そのあたりがカギかなとは思っています。どの競馬場に行っても一生懸命走ってくれる馬なので、小回りでも対応してくれると思いますし、そのあたりの心配はしていません。身体はだいぶ大きくなって、キ甲もしっかり抜けてきましたし、身体つき自体は完成形に近づいているんじゃないかなと思います。精神的な部分とか折り合いも含めて、気持ちの部分が大人になってくればもっと良いレースができるんじゃないかなと思います。

(ファン投票で)これだけたくさんの方に選んでいただいてレースが出来るのは光栄なことですし、他の馬と一緒に素晴らしいレースが出来るようにしっかり仕上げてレースに出すのが僕の役目で、あとは馬がしっかり頑張ってくれると思いますので、皆さんで楽しんで見てもらえたらなと思います」

(取材:山本直)

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