６日（日）に中京競馬場で行われるチャンピオンズカップに出走を予定しているアルクトス（牡５歳、美浦・栗田徹厩舎）について栗田徹調教師のコメントは以下の通り。

「前走の南部杯は調教を見直してやった効果が現れたと思っています。以前はなかなか思ったような調教が出来なかったのですが、５歳になってしっかりしてきたところは見受けられます。前走後３週ほど放牧に出して、４０日ぐらい前にこちらに戻し、ここまで順調に時計を出してきました。

今朝は坂路で追い切りました。前走の時に乗った原田騎手に乗ってもらい、前走との比較という点で確かめてもらいましたが、原田騎手は前走より気が入っていると言ってました。坂路の時計は５１秒１でしたが、折り合いもスムーズで伸び伸び走って息づかいも良かったです。

今回克服しなければいけないのは距離の１８００メートルとコーナー４つのコースです。距離が延びて相手も強くなるので、その辺が大きな壁だと思っています。左回りの１６００メートルの馬という固定観念を崩して、克服して欲しいと思っています。
競馬センスが良く、スタートも良くて馬群でも競馬が出来る馬です。課題はありますが、楽しみの方が大きいです。今回は素晴らしいメンバーで、国内無敗の馬などと初めて対戦するわけですが、胸を借りるつもりで挑みたいです」

（取材：小林雅巳）