11月1日（日）に東京競馬場で行われる天皇賞（秋）に出走を予定しているフィエールマン（牡5歳　美浦・手塚厩舎）について、追い切り後の手塚貴久調教師のコメントは以下の通り。

（今朝の調教の動きは？）
「今回は単走にしましたが、単走にすると少しフワッとするかなと思ったので、随分目標を先に立てて、それに追い付ければ良いかなと思ったんですが、最終的には追い付けなかったですけど、十分良い動きだったと思います」

（先週は3頭併せで追い切りました）
「先週は馬場の悪い時間帯に、大外を回って福永君に乗ってもらって、しっかりと負荷を掛けたので、今週は単走で良いかなというのは、当初の予定通り。しっかり仕上がっていると思います」

（先週福永騎手から、どんな言葉がありましたか？）
「まず上がってきて、少し掛かるなぁ、と話していました。それと3000メートルを使っている馬には見えない、と乗った印象を話していました。それについては、今回のレースに向けてプラスに考えて良いかなとは思っています」

（始動予定のオールカマーを回避しましたが）
「軽い熱発で回避しましたが、1日休んだだけで、すぐに馬場入りもできました。影響は少ないと思います。一旦立て直しの意味も含めて、天栄に短期放牧に出して、戻ってきてからは順調にきてます」

（秋の天皇賞は初めての挑戦ですが）
「と言うより、東京が新馬戦以来ということで、新馬戦は1800メートルで勝たせてもらいましたが、この仔は菊花賞を勝つまで、1800メートルでしか走っていなかったので、長距離を勝つまでは長距離向きとは思われていなかったので、本質的にどうなのかは、良い意味でチャレンジする価値はあるかなと思います。東京は広いコースで直線も長いし、この仔にとってはパワーを発揮できる良い舞台かなと思っているので、是非チャレンジしたいなと思いました」

（豪華な顔ぶれになりましたが）
「フルゲートにはなっていませんが、顔ぶれとしては素晴らしいメンバーが揃ったと思っています。その中の一頭であることは、間違いないと思っていますし、チャレンジャー精神でレースに臨みたいと思います」

（取材：木和田篤）