◎１１月１日（日）東京競馬場で行われる第１６２回天皇賞（秋）（ＧＩ）に出走を予定しているクロノジェネシス（牝４、斉藤崇）について、追い切り後の斉藤崇史調教師のコメントは以下の通り。

・（春の戦いぶりは？）去年の秋も成長したと思っていましたが、冬にいい成長をしてくれました。体重も思った以上に増えて馬が大人になりました。それが結果に繋がり、よかったと思っています。どのコースに行っても毎回一生懸命走ってくれる馬で、特に雨が好きなのかなと言う印象もあります。

・（その渋った馬場の宝塚記念は）レースは折り合い面が少し課題になったりするのですが、その点がスムーズでした。強さを実感しましたね。

・（その後は）レース後はそんなに反動は無いかなという感じでした。トレセンにいたら気が張っている部分があるのか、牧場に出て少し疲れたような感じに見えましたが夏を順調に越せましてトレセンに帰ってきた時はいつも通りでした。身体も増えて気性面もさらに落ち着いています。

・（一週前追い切りは）北村騎手に乗ってもらい、馬にちゃんと負荷をかけるというのは同じなのですが、道中の折り合いもスムーズで終いの反応も文句なしという影響を受けたので順調にきているという印象でした。

・（最終追い切りは）今回はいつもと違い長距離輸送があるので強くなりすぎないようにとは思っていました。でもそれなりの時計と負荷はかけたかったので気合いは入れすぎず前に置いた馬についていって同入といった感じで乗ってもらいました。イメージ通りで最後も無理させる事なく並びに行けたので良かったのでは無いかと思います。

・３歳の頃のような気性の危うさというのも無くなってきているので今回も落ち着いてレースに臨めればいい結果に結びつくと思います。

・これまで間隔を取りながら使ってきました。詰めると気性的にピリッとするところがあります。その点だけ注意しながら調教はしています。落ち着きと折り合いが鍵です。今回は落ち着いてレースに臨めます。

・（アーモンドアイとの対決）ＧＩを何度も勝っているお姉さんです。胸を借りて何とか負かしにいけるチャンスがあればいきたいなと思っています。

・宝塚記念はお客様が入っていませんでしたが今回はお客様が入れます。彼女の走りを見てもらう事が嬉しいですし、入れない方も是非メディア越しに応援していただければと思います。

取材：檜川彰人