10月11日(日)に京都競馬場で行われる京都大賞典(GII)に出走予定のキングオブコージ(牡4、栗東・安田翔伍厩舎)について、追い切り後の安田翔伍調教師のコメントは以下の通り。
「ハンデ戦でハンデ差もあったのですが、それでも準オープンを勝って昇級戦のGIIで、結果も伴って能力と将来性を再確認できたレースでした。
目黒記念が終わって、夏はノーザンファームしがらきで過ごさせていただきました。去年の夏があまり上手に過ごせなかったので、体質に注意しながら8月18日に入厩しました。レースに向けての負荷を与えられるような過ごし方をしていただいていたので、じっくり行けたことで去年と比較して夏を上手に過ごせたと思います。
2週前に坂路で強い負荷をかけて、先週も気負いなくリズムが乱れることなく走れているのを確認しつつ負荷もかけられましたので、今日は最後の気持ちの確認と、気負いが無いかの確認だったのですが、行儀よく走っていました。
(斤量は)そもそも57キロを背負ったことが無いので、今後背負っていかないといけない斤量で、克服していかなければなりません。経験したことの無い斤量でGIIというのは決して良い条件ではないですけど、しっかり彼本来の走りが出来た時は、先々楽しみにしているその将来性が確実なものになると思います。
どの競馬場に行っても精神状態が安定してレースを迎えられているので、競馬場にこだわりなく送り込めます。
レースのリズムというのは大きく変わらないと思います。(坂の)上り下りは経験がないですが、ジョッキーと相談して京都の外回りでも問題ないということでこのレースを選択しました。そこは心配はしていませんし、コンディションを整えて、ジョッキーに託そうと思います。
特にどの枠が良い、というリクエストはないです。
岩田(康誠)さんもこの馬の良さを感じつつ、大事にレースをしてくれたことが、その後の4連勝につながっていると思います。さらに、横山さんが選択肢を広げる競馬を一戦一戦学習させてくれていますので、この結果につながっているのかなと思います。
制限はありますが、久々のお客さまの前で出走させられる喜びを嬉しく感じています。その中で良い走りができるよう、当日まで管理していきます。応援よろしくお願いします」
(取材:山本直)