お知らせ:

競馬実況web

30日、船橋競馬場(曇 稍重)で行われた第67回日本テレビ盃(JpnII ダート1800m)は、ハイペースを中団で追走したJRAの5番人気ロードブレスが直線抜け出して快勝、重賞初挑戦で初制覇を飾った。勝ちタイム1分50秒5、勝利騎手は三浦皇成。

中団後ろから追い上げた3番人気デルマルーヴル(JRA)が2着、7番人気ストライクイーグル(大井)が3着。地元船橋期待のミューチャリーは4着、1番人気アナザートゥルース(JRA)は5着だった。

ロードブレスは父ダノンバラード、母ミステリューズ(母の父ナリタトップロード)、JRA栗東・奥村豊厩舎の管理馬。通算成績は14戦6勝、ダート戦はこれで6戦5勝。

レース後の関係者のコメント

1着 ロードブレス(三浦皇成騎手)
「嬉しいというよりは、スタッフの方々、調教師をはじめ馬主さん、そして私も一緒になって、この馬に何とか重賞を獲らせたいと思っていました。思った以上に早く、重賞初挑戦で勝つことができたのは何よりです。着実に力を付けていることに関して、勝つことよりも嬉しく思います。
手綱を取らせてもらって3戦目ですが、競馬に行ってのセンスの高い馬で、精神的にも能力も含めて、このクラスでやれることは前走の時に感じていました。展開は決めずに、ゲートを出てからの流れを見て組み立てようと思いました。たまたま前3頭が飛ばす形になったので、それらを見ながら自分のリズムで行こうと思って乗っていました。手ごたえ自体は終始、どこからでも動ける感じはありました。前との兼ね合いというよりは、前を捕まえられるのは分かっていましたし、あとは追い出しのタイミングだけだと思っていました。
思った以上に馬が反応してくれましたし、前走以上の成長がありました。私自身、こんなに早く重賞を獲れると思っていませんでしたし、底知れぬ成長力を感じます。今後も競馬に乗りながら良い面をどんどん伸ばしていければ良いと思います。大勢のお客さんの前でロードブレスの勝つ姿を生で見て欲しかったですが、コロナ禍でテレビでの応援の中、1人でも多くの方が喜んでいただけたら騎手として嬉しいです。この馬ともっと大きい所を狙っていきたいです」

(奥村豊調教師)
「ダートに転向してからの競馬内容は、それぞれ一戦一戦、課題を克服しながら、ここまで来られています。この馬のリズムを重視すれば良いパフォーマンスができるというのが、この馬の強みになっていくと思います。まだ精神的にも肉体的にも成長途中で、しっかり馬の状態を見極めてから次走は考えたいです。出来れば、ロードブレスでダートを背負える存在になればと思います。皆さん、今後も注目していただければと思います」

2着 デルマルーヴル(戸崎圭太騎手)
「(久々にこの馬に騎乗して)しっかりした感じがありました。良い感じで走れて、終いも伸びていましたが、勝ち馬にセーフティーリードを取られてしまいました。久々の1800mで、忙しさもありました。それでも、力があることは証明できたと思います」

3着 ストライクイーグル(森泰斗騎手)
「前が結構流れていましたからね。最後はいい脚でしたが、この馬にはもう少し距離が欲しいかも知れません。でも凄く良い馬ですし、この先また乗せて貰えることがあれば楽しみです」

4着 ミューチャリー(御神本訓史騎手)
「勝つならついて行くしかない、と思いました。ただ、なし崩しに脚を使わされて、最後は地方の馬にも差されてしまいました。でも馬はちゃんと走ってくれました。チャンスはあると思います」

5着 アナザートゥルース(クリストフ・ルメール騎手)
「今日は一生懸命走ってくれましたが、速いペースで、最後は疲れてしまいました」

(高木登調教師)
「前半が速すぎました。あの展開ではさすがに厳しいですね」

7着 ダノンファラオ(矢作芳人調教師)
「あの展開で勝ち切る力はさすがにまだありません。厳しかったですね。でも競馬ですから仕方ありません。馬はこれからまた良くなると思います」

9着 サルサディオーネ(矢野貴之騎手)
「流石にペースが速くなりました。2コーナーまで全速力で走ったような感じでした。その割にはよく辛抱してくれています。牝馬同士ならペースも違いますし、勿論やれると思います」

(取材:大関隼、中野雷太)

お知らせ

お知らせ一覧