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8月16日(日)に新潟競馬場で行われる第55回関屋記念(GIII)に出走予定のアストラエンブレム(せん7、美浦・小島茂之厩舎)について、小島茂之調教師のコメントは以下の通り。

(前走の谷川岳Sは久々の勝利でしたね)
「状態は変わらずいつも通りで、1600mに戻してから成績も安定していたので、勝って欲しいなと思っていましたが、最後はよく凌いでくれました」

(それから3ヶ月の中間の様子を教えてください)
「脚元が疲れやすくなってきているのでその辺り慎重に気を使いながら調整をしてきて、その中で成績の良い新潟に間に合いそうだということになり、新潟を目標に調教を積んできました」

(脚元の具合もここまで順調ですか?)
「そうですね。前回使った後も全然問題なかったのですが、疲れが溜まってくるとどうしても脚の具合も悪くなるので、無理に間隔を詰めて使わず一度リフレッシュさせました」

(この中間は北村宏司騎手が調教に乗ったということですが、詳しく教えてください)
「2週前にウッドチップコースで乗ってもらった時は、ハミがかりがしっくりこないなど北村騎手自身はうまく乗れていないような感じがあったそうです。それを踏まえて我々からもこの馬に関して色々と北村騎手に伝えて1週前追い切りにも乗ってもらい、改めて感触をつかんでもらいました」

(今朝の最終追い切りの狙いは?)
「一番気を使ったのは、やはり暑さでした。加えて、先週、先々週とジョッキーに乗ってもらって調教をしっかりやっていましたし、この馬自身輸送もあまり得意ではないので、そういったことを色々と考慮して、今日は隣で併せていた馬の面倒を見てあげるというか、一緒に並んでゴールするという感じでした。リラックスして、最後はまどろんでいるぐらいの走りでしたので、レースへ向けて良い調教だったと思います。あとは無事に輸送して、暑さを我慢して、当日の発汗が少なく落ち着いていければ、北村騎手に任せるだけです」

(新潟の芝1600mは、心配ない舞台でしょうか?)
「成績は3戦3勝と良いのですが、前走騎乗したジョッキーにしても、我々厩舎のスタッフとしても、長い直線で集中力を切らさず走るという点では、この馬にとって本来は不向きなのかなと思います。ただ、良い成績が出ているというのは、新潟競馬場で能力が出しやすいということはあるのだと思います。そういったことについては北村騎手にも伝えていますから、それを踏まえて騎乗してくれるはずです」

(最後にファンの方へメッセージをお願いします)
「だいぶ前に重賞で2着にきて、応援してくださってる方には、いつ重賞を勝てるのかなと思わせておきながら去勢したりとここまで紆余曲折がありましたが、やっと前走1600mで勝ってくれて、今回は当然我々も期待しています。もちろん勝つことが一番ですが、まずは重賞で通用するところを見せたいです。まだまだ良くなりそうな雰囲気を持っている馬ですので、ここを踏み台にして、もっともっと活躍していってくれると思います。応援をどうぞよろしくお願いします」

(取材:小屋敷彰吾)

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