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6月28日(日)に阪神競馬場で行われる宝塚記念(GI)に出走予定のクロノジェネシス(牝4、栗東・斉藤崇史厩舎)について、追い切り後の斉藤崇史調教師のコメントは以下の通り。

「(今日は)3頭併せで前の馬を見ながら、折り合いと馬の脚捌きとかを確認しながら、最後の直線は並んできてほしい、という指示だったんですけど、いい併せ馬ができたんじゃないかなと思います。最後は並んでちょっと抜けるくらいの感じでゴールしたんじゃないかと思いますけど、動きもいいと思いますし、仕上がりも問題ないんじゃないかなと思います。

(大阪杯は)スムーズに競馬できましたし、ちょうどいいタイミングで抜け出したかなと思ったんですけど、最後はラッキーライラックに前に出られてしまって、惜しい競馬でしたけど、エリザベス女王杯の時の着差と比べると差を詰めているので、この馬も成長しているんじゃないかな、と思いました。競馬が上手なので、外からでもどこからでも競馬はできるんですけど、とにかくスムーズに運べることが一番だと思うので、そういう意味ではいいレースだったと思います。少し力みやすい部分がありますし、実際エリザベス女王杯とかもちょっと力んで走っている部分があったのが、最後に繋がっていると思うので、道中の折り合いが課題かなと思いますね。

今回に関しては大阪杯から少し間隔が取れましたし、馬も随分リラックスして入って来れましたし、変にかっかするところなく調整できたので、そういう意味ではスムーズに調整できましたね。

気性面も体の方も成長してきて、だいぶゆったり構えられるようになったので、それもレースに行っていい結果につながっているんじゃないかなと思います。

去年の今頃、オークスを使ったころは飼葉も食べなくて、調整もなかなか難しい部分があったんですが、今はしっかり食べてくれますし、気性面の落ち着きが飼葉の食いの良さにつながっていると思いますし、成長分だと思いますので、数字に見合った成長をしてきてくれているんじゃないかと思います。

先週は時計もそこそこ速いところを行ったので、今週は折り合い面がどうなのか、馬に硬さがないか、最後の反応はどうか、というところだけ確認を取ったんですが、(北村友一騎手は)どれも良い、ということだったので問題ないんじゃないかと思います。

2200メートルも京都記念で勝っていますし、阪神はGIで2着があって、まだ勝ってはいないですけど、どのコースでも堅実に走ってくれる馬ですし、天気も雨になっても大丈夫、というところもあるので、どんな条件でも一生懸命走ってくれる馬ですし、舞台としては合うんじゃないかと思います。外回りでもいいですけど、内回りでもこの馬の良さが活きると思いますので、大丈夫だと思います。

京都記念がかなり悪い馬場状態だったので、あの馬場状態で2200メートルをこなせたというのは自信につながるかなと思うので、雨は心配していません。馬自体がバランスのいい馬なので、少し脚を取られるくらいなら自分で立て直せるので、それがいいんじゃないかなと思います。

(北村友一騎手は)デビュー戦からずっとコンビを組んでいて、馬のことは一番わかっているジョッキーだと思うので、全部任せてレースに臨んでもらえたらと思います。

多くのファンの方に投票していただいて出走するので、できるだけいい結果を残せるようこちらも頑張ってきて、最後は彼女が頑張ってくれると思うので、応援よろしくお願いします」

(取材:山本直)

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