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 川崎競馬場(天候:晴 ダート:良)で行われた第56回関東オークス(第11競走・3歳・オープン・牝馬・JpnII・1着賞金3200万円・ダート2100m)は14頭が出走した。

 レースはスタートしてJRAのアールクインダムとJRAのレーヌブランシュが出て、船橋のアクアリーブルが3番手につけ、4番手がJRAのクリスティ、その後に川崎のルイドフィーネとJRAのセランが続いた。1周目の3コーナーでアクアリーブルが2番手に上がり、レーヌブランシュが3番手となって最終の4コーナーまで進んだ。そして最後の直線ではアクアリーブルが先頭に立つも外からレーヌブランシュが交わしに出て、最後はアクアリーブルに1馬身半の差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分16秒3。勝利騎手はJRAの松山弘平。4馬身差でクリスティが3着となり、4着はルイドフィーネ、セランは5着に終わった。

 レーヌブランシュは、栗東・橋口慎介厩舎の3歳牝馬で、父クロフネ、母アンジュエ(母の父アグネスタキオン)。これが重賞初制覇となり、通算成績は5戦3勝(中央競馬では4戦2勝)となった。

~レース後の関係者のコメント~

1着 レーヌブランシュ 松山弘平騎手
「(勝つことができて)素直に嬉しい気持ちと馬が頑張ってくれて感謝の気持ちです。これまでに(この馬とのコンビで)2勝させていただいて、最後まで良い脚を使える馬だなぁという印象でした。ただズブいところがあるのと、今回は小回りコースですから、前々のポジション、勝負ができる位置でレースを進めたいと思っていたので、スタートしてからは促しました。それに馬が応えてくれて、最後まで良い脚でした。(松山騎手はデアリングタクトでの芝の牝馬二冠に続いてダートの関東オークスも勝利)たくさん良い馬に乗せてもらっているので、これからも結果を出していきたいです」

橋口慎介調教師
「この馬の強いところを見せることができて、嬉しいです。(レース前に松山騎手とは)コースの傾向をみてもなるべく前で競馬をできたらと話していました。その通りレースをすることができて、勝負どころでの手ごたえも良く、抜け出してからの脚も速かったので、抜け出した時点で勝利を確信しました。次走以降についてはまだ決まっていませんが、今後もダート路線で頑張ってほしいです」

2着 アクアリーブル 矢野貴之騎手
「馬の状態は良かったです。スタートも良く、良い位置が取れたのがこの結果につながりました。距離は長くても大丈夫ですが、尻尾を振ったり遊んでしまうところがあるので、必ずしも長い方が良いわけではないと思います。いずれにせよ、南関東ではトップクラスの牝馬であると思いますし、この先が楽しみです。グランダムジャパンは、特に意識していませんでしたが、この2着で優勝となるので、優勝できてよかったです」

3着 クリスティ ミルコ・デムーロ騎手
「初めてのダートでしたが、よく頑張っていました。距離は問題ないですが、コーナーがきつく、最後は止まってしまいました」

4着 ルイドフィーネ 笹川翼騎手
「競馬が上手な馬なので、一生懸命走ってくれましたし、中央馬相手でもしっかり競馬を組み立てて出来たので、今後に向けても良いレースが出来ました。秋が楽しみな内容で、一戦一戦、力をつけて順調にいってくれれば、良いところがとれる馬じゃないかなと思います。
陣営の仕上げもすごく良かったですし、順調にいってくれれば、良いところをとれる馬だと思います」

5着 セラン 武豊騎手
「ゲートで駐立が悪くて、あまりスタートが良くなかったです。馬の調子は良かったです。今日のような乾いた深いダートはこの馬に合わなかったかもしれません」

(取材:小屋敷彰吾及び川崎競馬組合広報サービス課発表のリリースによる)

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