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 JRAは9日、2020年度の顕彰馬に菊花賞や天皇賞、有馬記念などGI7勝を挙げたキタサンブラックが選定されたことを発表した。

 顕彰馬に選ばれるには、196名の記者投票の4分の3(147票)以上の票が必要となる。投票ではキタサンブラックが158票(得票率80.6パーセント)を集め、史上34頭目の顕彰馬となった。投票数上位は以下の通り。

<得票数上位5頭>
キタサンブラック  158票
ブエナビスタ     95票 
スペシャルウィーク  90票
キングカメハメハ   80票
モーリス       67票

<北島三郎オーナー(有限会社大野商事)のコメント>
「この度は顕彰馬に選出いただきまして、大変嬉しく心より御礼申し上げます。振り返れば、キタサンブラックと過ごした3年間は夢のような時間でした。表彰式に向かうターフの上で、満員のお客様より多大なる声援をいただいた情景を思い出すと今でも胸が熱くなります。そして清水調教師、北村騎手、武騎手をはじめ、キタサンブラックに携わっていただいた全ての関係者の方々にあらためて感謝を申し上げます。一日も早く新型コロナウイルス感染拡大が収束し、来年デビューするキタサンブラックの産駒に競馬場で会えることを楽しみにしております。最後になりますが、競馬関係者並びに競馬ファンの皆様の安全と健康を祈念いたします」

<清水久詞調教師のコメント>
「この度はキタサンブラックを顕彰馬に選出していただき、大変光栄に思います。ありがとうございます。明け3歳のデビューから3年間、怪我や病気もせず、こちらが組み立てたローテーションを一度も休むことなく無事に走り続け、GI7勝と素晴らしい成績を残し、オーナーはじめ、私自身、厩舎スタッフ、ブラックをサポートしてくださった方々、多くの声援を頂いたファンの皆様に感動を与えてくれました。調教師として、これだけの名馬に出会えたことは感謝であり、これからも精進してまいりたいと思います。そして、種牡馬としても丈夫で強い子供達を送り出してくれることを願っています」

(JRA発表のリリースより)

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