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5月31日(日)に東京競馬場で行われる日本ダービー(GI)に出走予定のコントレイル(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)について、騎乗予定の福永祐一騎手のコメントは以下の通り。

「(皐月賞は)前日の土曜日は水の浮く馬場で、それが日曜日に乾いてどういった状況になるのか、その辺りの見極めが問われる一戦でしたが、やはり内側が悪い中で、最後は外から距離のロスはありましたが、非常に良い脚を使ってくれました。今までのレーススタイルと違う形で勝ち切ってくれたのは、イメージしていた競馬とはちょっと違いましたが、かえってそれが今後の距離を含めた、色々な幅を広げられる結果になったのではないかと思います。
(騎乗した1週前追い切りは)良かったです。指示されたタイムよりは若干速くなりましたが、無理をさせたわけではなかったですし、追い切り後の息遣いも良かったですし、モタれる面もなかったので、非常に順調に調整できているなと思いました。
(東京コースは)2戦目の重賞で強い勝ち方をしてくれていますので、全く問題ないと思います。
血統的にも走法的にもある程度距離の限界が出てくる可能性が高いと思っていたんですが、皐月賞の前から牧場、厩舎と連携して、いい形にフォームを変えてもらえたので、あの走りであれば距離の融通は効かせられると思います。
前回もスタート自体は悪くなかったです。内枠のスタートで、トラックコンディションが悪いところのスタート地点だったので、若干躊躇したのか、二の脚が乗っていかなかったんですが、今の東京は馬場状態が良いですから、そういう戸惑いもないでしょうし、元々スタートの良い馬ですから、いいスタートを切って楽に流れに乗れるのであれば、無理に下げる必要はないですし、(位置取りは)あまり決めつけていないです。(枠順は)どこでも良いです。
無敗の皐月賞馬で臨むわけですから、1番人気で迎えることになるとは思うんですけど、そういう馬でダービーに向かえるのは名誉なことですし、先週のレース終わりくらいから、いよいよダービーだっていう気持ちも自分の中で高まってきて、ちょっとひりひりした高揚感というか、横隔膜が上がってくるような胸の高鳴りを感じる時があるんですけれども、そういったものもこういう立場でないと感じられないものですから、非常に自分自身それも楽しみながら、この1週間を過ごしていきたいなと思っています。
ただ、馬に関してはずっと継続してコンビを組んでもらっていますし、不安なところがない状況なので、レースに対しての迷いもないですし、なかなかこういう立場で迎えられるダービーはないですから、自分自身も楽しんで日々を過ごしています。
先週(オークス)も無敗の2冠が達成されましたし、今年も無敗でダービーに挑む馬がいるわけですから、本来であればたくさんのお客さんに見ていただきたいレースになると思うんですけれども、前回の皐月賞も非常に良いレースだったと思いますし、たくさんのお客さんに来場していただくことはかなわないですが、画面越しに見ていただいている方に少しでも、いいレースが見られたと言っていただけるようなレースになればいいと思いますし、そのためにはコントレイルで良い走りを一緒にして、良い結果を届けられるよう努めていきたいと思っています」

(取材:山本直)

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