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5月17日(日)に東京競馬場で行われるヴィクトリアマイル(GI)に出走予定のスカーレットカラー(牝5、栗東・高橋亮厩舎)について、追い切り後の高橋亮調教師のコメントは以下の通り。

「有馬記念は距離も長かったみたいで、(前走は)そういう意味で仕切り直しの一戦でした。結果は残念でしたが、レース内容自体は良かったです。走ってくれてホッとしています。その日の傾向も内を通った先行馬が上位を占めていてマズイなと思ったのですが、(スタートで遅れた後は)うまく馬群を捌いてきてくれました。残念でしたけど、良い脚でした。馬もジョッキーも勝負根性があったみたいで、良く伸びてくれました。

岩田康誠騎手が怪我をしたのは残念でしたが、石橋脩騎手にこちらも依頼している以上はその時点で信頼して任せていますから、そこについては何も思っていません。岩田騎手もあの馬には思い入れが強いようで、岩田騎手から石橋騎手に連絡してアドバイスしているみたいなんで、内容は聞いていないんですが良いアドバイスをしていると思います。

(前走時は馬体重が増えて)随分たくましくなったな、と思ったのですが、次のこともありましたので馬体は余裕をもって作ってましたが、今は丈夫になってきて、追い切りをしっかりしても飼い葉食いが落ちなくなってきたので、ちょっと大きいかな、と思いましたが、本番にはちょうど良いかなと思います。デビュー時から4~50キロ増えていますからね。成長力はあるんでしょうね。

この馬のいつものパターンで、1週前は併せ馬でしっかり時計を出して、今日は単走で馬なりだったんですけど、予定通りの調整はできました。順調に来れたと思います。

これくらいの距離は合うんじゃないかと思っていました。なかなか使う機会がなかったんですけど、東京は直線が長いので楽しみにしています。先週の東京の傾向が内枠の先行馬が残っている特殊な馬場だったので、今週も仮柵がつくので、その辺りは土曜からレースを見極めて作戦の組み立てになると思うんですけど、差しが決まるような馬場になってほしいですね。そういう風に主戦を務めている岩田騎手が馬を作ってくれていたみたいなので、石橋騎手も良く見ながら自信を持って乗ってもらいたいですね。予報を僕も気にして見ていたんですが、(雨が降ったら)どういう傾向を生み出すのか、東京の馬場は読みにくいところがありますから、良く見たいですね。

そんなに先を急ぐ馬ではないと思うので、枠順はどこでも大丈夫です。

今はどこに行っても強い馬がたくさんいますけどね。女の子は特に強いイメージがあって、今回も良いメンバーがそろってますけども、アーモンドアイとは同世代ですしね、マイルで言えば桜花賞で一緒に走っていて、その時は大きく水を開けられてしまったんですが、どれだけ追いつけているか、馬も成長しているので楽しみにしています。

こういう状況なんですけど、競馬を楽しみにしてくださっているファンの皆さんがたくさんおられると思いますので、すごく良いメンバーですので、私の馬もいいレースをしてもらうよう調整していきますので、応援よろしくお願いします」

(取材:山本直)

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