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10日(日)東京競馬場で行われるNHKマイルカップ(GI)に出走を予定しているサトノインプレッサ(牡3、矢作)について追い切り後の矢作芳人調教師のコメントは以下の通り。

・(毎日杯は)頭数も少なく自信はありましたが、直線厳しい場面が多かったにも関わらず勝負強さと切れ味を見せてくれて、満足のいくレースでした。ただ(この馬は)わがままというか我の強い馬で、ゲートの中で辛抱できないところがあります。中間はほぼ毎日ゲートに行って練習して落ち着いていますが、本番に行ってどうなるかですね。

・(中間は)在厩で調整をしました。右前脚のソエを持っていまして、レースの後はそのケアに時間がかかるということで、ほぼ2週間は回復治療に努めて、そこから残りで仕上げていった感じです。

・(1週前追い切りは)坂路の動く馬がパートナーでそれを追いかけるという形で、予想通りの遅れというか、少し重いこともあり遅れましたが、負荷をかけたかったということが目的だったのでその点については果たすことができました。

・(最終追い切りは)見習いの子に先導させましたが指示通りのペースで行ってくれました。この馬は坂路は動かない馬なのでようやく併入という感じでしたが指示通りのいい追い切りが出来ました。

・元々、素質は高い馬でしたが(使われつつ)コントロールは良くなってきているのかなと思います。この馬は多頭数も経験していませんし、長距離輸送ということで課題は多いのではと思っています。

・(初の左回りは)運動神経のいい馬で左右に関して手前の替え方も上手ですから不安はありません。

・(乾いた速い時計の馬場は)実績のある分、少し渋った方がいいのではと思う反面、良馬場でどれだけ切れるのか見てみたい気持ちがあります。そういう走り方をする馬です。

・(血統について)当歳の時に牧場で見た時から非常にいい馬でした。お母さん(サプレザ)もマイルCSに出走するため来日して馴染みもありました。いままできょうだいは走っていませんでしたがこの馬は走ると思い、(将来)ニューマーケットに持っていきたいと思いながら育ててきました。

・正直多頭数、初の(長距離)輸送競馬、初の左回りと課題は多いと思います。ただそれを乗り越えてくれるだけの夢を持たせてくれる馬です。我々陣営としてもどんな競馬をしてくれるかワクワクさせてくれる馬なので、とても楽しみにしています。ステイホーム、ご自宅で応援して下さい。

(取材:檜川彰人)

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