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6日(水)船橋競馬場(曇 良)で行われた第34回東京湾カップ(1700m)は、3番人気マンガンがゴール寸前で1番人気エメリミットを差し切り、重賞初制覇を果たした。勝ちタイム1分48秒6、勝利騎手は山崎誠士。

道中2番手から直線で先頭に立ったエメリミットは最後にとらえられ2着、3着は2番人気デスティネだった。マンガンとエメリミットは、6月3日に大井競馬場で行われる第66回東京ダービーの優先出走権を獲得した。

マンガンは父アイルハヴアナザー、母スマートストーム(母の父アグネスタキオン)、川崎・田島寿一調教師の管理馬。通算成績は10戦4勝、重賞は6回目の出走で初制覇となった。

<レース後の関係者のコメント>

1着 マンガン 山崎誠士騎手
「いつも大きいレースで2着が続いていて、どこかで一個でも(重賞を)勝たせてあげたいという思いがあったので、今日はとても嬉しいです。雨はそれまではそんなに降っていなかったので、馬場状態もそこまで変わらないと思っていました。良い末脚を使ってくれたと思います。
最初のペースはそこまで上がってこなかったのですが、3コーナーぐらいでレースが動いたので、これはチャンスがあるなと思って、そこから仕掛けて上がって行きました。この馬は終いがしっかりしているので、あとは信じて追うだけでした。デビューからずっと乗せていただいているので、いつも頭が下がる思いです。次の東京ダービーはまたいい脚を使ってくれると思いますので、応援よろしくお願いします。
先週の羽田盃に引き続き、今週も重賞を勝たせてもらいました。先週も言いましたが、いま世の中が大変な状況にありますので、皆様に元気と笑顔を競馬で届けられればと思い、関係者一同頑張っております。これからも応援よろしくお願いいたします」

2着 エメリミット 山口達弥騎手
「正攻法で乗って負けてしまいましたが、よく頑張ってくれましたし、馬は成長しています。(東京ダービーの権利を取って)距離が延びるぶんには問題ありませんし、その方がレースもしやすいと思います。先々が楽しみな馬です」

3着 デスティネ 森泰斗騎手
「動くのが早かったです。馬場を考えて早めに動いていきましたが、結果的にもう少し我慢して、末脚勝負に徹した方が良かったかもしれません。ただ、いい馬ですし、これからが楽しみです」

4着 シナノパワー 本田正重騎手
「上位馬からは離されましたが、悪くなかったですし、これから走ってきそうです」

5着 ドテライヤツ 今野忠成騎手
「初めての重賞でしたが、よく脚を使ってくれたと思います」

8着 サンスクリット 的場文男騎手
「まだまだ経験が浅いです。(デビューから6戦目と)数もそれほど使っていませんからね。このレースを使って良くなってくると思います」

9着 アマルインジャズ 矢野貴之騎手
「行けたら前に行こうと思っていましたが、スタートでトモを滑らせてしまいました。まだ全体的に緩く、これからの馬ですが、楽しみですよ」

(取材:中野雷太、小屋敷彰吾)

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