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京都11Rの第161回天皇賞(春)(4歳以上GI・芝3200m)は1番人気フィエールマン(C.ルメール騎手)が勝利した。勝ちタイムは3分16秒5(良)。ハナ差の2着に11番人気スティッフェリオ、さらに2馬身半差の3着に4番人気ミッキースワローが入った。

フィエールマンは美浦・手塚貴久厩舎の5歳牡馬で、父ディープインパクト、母リュヌドール(母の父Green Tune)。通算成績は10戦5勝。

レース後のコメント

1着 フィエールマン(C.ルメール騎手)
「フィエールマンで連覇できたことは素晴らしいです。直線に向いて馬の反応が良く、道中もいいペースだったのでもう少し楽に勝てるかと思いましたが、いったん先頭に立ったとき物見をする面を見せました。前の馬が頑張ったので最後までファイトしなければなりませんでした。能力のある馬です。これでGIは3つ目。今回は休み明けでトップコンディションとは言えなかったかもしれませんが、厩舎スタッフがいい仕事をしてくれて、いい状態にしてくれました。この馬はリラックスしたら最後は良い脚を使ってくれます。ですから長い距離で後ろの位置を取りたかったです。外枠でプレッシャーなく運べました。スムーズな競馬ができました。そのためラストはフルパワーを使うことができました。今日はお客さんがいなくて寂しかったです。早くファンの皆さんに会えるようになりたいですね。ありがとうございました」

(手塚貴久調教師)
「ほっとしました。何とも言えない状況ですが、嬉しく思います。大外枠やいろいろなハンデがありましたが、課題をクリアしてくれて、馬に感謝しています。C.ルメール騎手とはレース前に折り合いを考えて後ろから行こうという話をしていて、その通りに乗ってくれました。スタート直後はハミを噛んでいましたが、その後はスムーズでした。ゴールの瞬間は分かりませんでした。毎度のように接戦ですがそれでも勝つのですからたいしたものです。1番人気の責任を果たせて良かったです。天皇賞直前はパフォーマンスをどうすれば発揮できるのか、オーナーと協議して決めました。調教からこの馬らしい凄みを感じられて秋よりも良いと思っていました。3200mで連覇してくれましたが、もう少し短い距離でも切れを出せると思っています。ゆっくり休ませて、今後についてオーナーと協議したいです」

2着 スティッフェリオ(北村友一騎手)
「4コーナーでも、抜け出してからも手応えがありましたが、残り100mで息が上がってしまいました。無理せず好位を取れたのが良かったと思います」

(音無秀孝調教師)
「もう少し後ろからという予定でしたが、スタートが良かったですからね。上等な結果ではないでしょうか。欲を出せばきりがないですからね」

5着 トーセンカンビーナ(藤岡康太騎手)
「3コーナーの下りから、前の馬にも動きがあり、エンジンのかかりが遅い馬なので、坂の下りを使って出して行こうと思いましたが、そこでもたついて遅れてしまいました。最後もう一度差を詰めてくれているのですが...」

6着 キセキ(武豊騎手)
「スタートは上手く行きましたが1回目の直線に向くとスイッチが入ってしまいました。あそこで我慢できなかったのがもったいなかったです。この馬は自分との戦いですね。あのまま2,3番手で行ければ良かったのですが...」

7着 モズベッロ(池添謙一騎手)
「何とか我慢させてレースを進めて、我慢して走ってくれたのですが、かかってしまいました。体は成長して力をつけていると思いますが、距離が長かったかもしれません。距離適性が出た感じです」

8着 メイショウテンゲン(幸英明騎手)
「3、4コーナーで上がっていき、ミッキースワローについて行こうと思ったのですが、坂の下りでコーナーを回り切れず、おかれてしまいました。初めて乗りましたからわかりませんが、もう少しやれると思います」

9着 ダンビュライト(松若風馬騎手)
「ゲートを出てくれましたし、自分のリズムで競馬ができました。1週目でキセキが来た時も力まずリラックスして走れましたが、最後はきつくなり脚が上がってしまいました」

(音無秀孝調教師)
「テンションが上がっていましたし、気性的に距離が長いと思います」

10着 エタリオウ(川田将雅騎手)
「今出せる精一杯の走りをしてくれました」

11着 メロディーレーン(岩田望来騎手)
「もう少し位置を取りたかったのですが、枠が枠でしたし、後ろからになってしまいました。馬場も柔らかくゴーサインを出した時滑るような感じで走りずらそうでした」

14着 シルヴァンシャー(M.デムーロ騎手)
「すごくいい感じでしたが、向正面まででした。前のスペースがなくなったあたりで馬が苦しくなりました」

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