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5月3日(祝・日)に京都競馬場で行われる天皇賞・春(GI)に出走予定のキセキ(牡6、栗東・角居勝彦厩舎)について、共同会見の武豊騎手のコメントは以下の通り。

「(依頼を受けた時は)実績馬なので嬉しかったです。(過去の対戦では)その時々によると思いますが、見ている感じでは気性が難しそうな馬なのかなと思っていました。

(初めて乗ったのは)ゲート再審査の時だったんですが、その前の阪神大賞典のようにゲートを出ないということはなく、無難にクリアしてくれました。(ゲートに)全く問題がないわけではないですが、トレセンでは問題ないかな、と思います。

(1週前の追い切りは)CWコースで乗ったんですが、さすがにGIホースという、良い動きでしたね。状態の良さは伝わってきました。折り合いが難しそうですし、ジョッキーからすると、いろいろ課題が多いのかなというイメージはありますね。スタートと折り合いが大きな課題だと思います。初めて乗りますし、先入観を持ちすぎないようにというか、自分の感覚も大事に乗りたいという感じで、今は思っています。

(天皇賞・春は)古馬の3200メートルで実力が出やすいレースですし、長距離なので、折り合いとか、馬が気分よく走れれば力は出せると思います。(キセキは)難しそうな馬ですが、菊花賞を勝っていてスタミナもあると思いますし、この馬の力を出せれば、という感じですかね。

これまで京都競馬場のスタンドもそうですが、天皇賞で名馬に騎乗させてもらい、数多く勝たせてもらってきています。今回はスタンドを改修する前、最後の天皇賞になりますからね。スタンドにお客さんがいないのは残念ですが、良い騎乗をしたい、という思いは強いです。(天皇賞は)思い出深いレースばかりです。初めて勝ったイナリワンの時も印象深いですし、スーパークリークやメジロマックイーン、ディープインパクト、スペシャルウィーク、キタサンブラック、全部が鮮明に覚えているというか、印象深いレースが多いですね。

大変な状況の中ですけど、こうやって無事に天皇賞が行われるということで、僕自身もチャンスのある馬の依頼をいただきましたので、何とか全力で良いレースをして、ファンに喜んでいただけたら、と思います」

(取材:山本直)

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