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 5月3日(日)に東京競馬場で行われる第161回天皇賞(春)(GI)に出走予定のミライヘノツバサ(牡7歳、美浦・伊藤大士厩舎)について、追い切り後の伊藤大士調教師のコメントは以下の通り。

「先週の段階で、ずっとジョッキーにも乗ってもらっていて負荷をかけられましたし、状態は良い感じで来られているなと感じていました。今朝もジョッキーに乗ってもらって、確認してもらえればと思っていましたが、7歳でも調子の良さを示すような良い動きだったと思います。

 ダイヤモンドステークスは正直、上手くいったなという印象でしたが、状態の良さが競馬につながって結果が出せたと感じています。

 この馬は自分にとっても初めてクラシックに使わせてもらった馬ですし、色んな意味で思い入れがあります。(前走時の仕上げの過程は)脚元と相談しながらという面はありましたが、最近は結果が出ていなかったので、ちょっと馬にも耐えられるなら耐えて...という思いで目一杯、やりたいことはやれました。そこでまた結果が出て良かったです。

 さすがに長距離のレースに使って、馬もベストパフォーマンスを見せてくれましたから、前走後の1週間はちょっと全体的な疲労が見られました。ただ、一番心配だった脚元に関してはレース前と変わらない状態だったので、春の天皇賞を目標にしたいなと考えました。

 (京都の長丁場については)デビューした頃から長い距離に使わせてもらっていましたし、3000mを超える距離は一番合っているんじゃないかな、と思っていました。菊花賞の時とは違って脚質もだいぶ変わってきて、新たな面を見せての競馬が出来ているので、菊花賞の頃とはまた違う形で、天皇賞に挑めるのではと考えています。

 (久々に管理馬のGI出走、今の気持ちは)このご時世に競馬を開催してもらえるだけでも本当にありがたい事、と思いますし、京都競馬場もこの後改修に入るので、その中でこの馬がGIへ連れてきてくれるというのは喜びが一番大きいですね。皆さんが大変な思いをされていると思うので、テレビの前で応援してくださるファンの皆様に、熱いレースが届けられればと思います。その中に、ミライヘノツバサが入っていければと思うので、応援よろしくお願いします」

(取材:大関隼)

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