4月19日（日）に中山競馬場で行われる皐月賞（GI）に出走予定のラインベック（牡3、栗東・友道康夫厩舎）について、追い切り後の友道康夫調教師のコメントは以下の通り。

「この馬に関してはうちの3歳馬の中では一番、体力、気力はあると思うんですけども、なかなか競馬に行って全能力を発揮してくれないタイプなので、いつも3～4コーナーで、ここで終わったかな、というところからまたゴール前に伸びてくるという感じで、100％の力を出せればもっと着順は上がっていると思います。
競馬の後の雰囲気を見ても、いつも100％以上の力を出している感じではないですね。
前走もいつも通りの競馬で、4コーナーで一瞬危うくなったんですがそこから盛り返していて、全能力を発揮していないなという感じですね。（皐月賞で勝つことも）そうなるように期待はしていますよね。
いつも通り、一度牧場へ戻して1か月ちょっと前にこちらへ戻したんですが、相変わらず調教は素晴らしい動きをしていますね。
（今日は）3頭併せの真ん中で追い切ったんですが、やはり気を抜くところがあるので、そこはジョッキーも2回目になるのでよくわかっていると思うので、そこに気を付けて乗ってもらうよう話をしました。ジョッキーにしっかり最後まで追ってもらうような感じですね。
去年6月のデビューでここまで来たんですけれども、良いところまでは来ているんですが、GIのタイトルまで手が届かないんですけども、力は充分あると思います。ラインベックが最後まで頑張ってくれれば、良い結果がついてくると思いますので、応援よろしくお願いします」

（取材：山本直）