22日(日)阪神競馬場で行われる第68回阪神大賞典(GII)に出走を予定しているキセキ(牡6、角居)について追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。
キセキについて、角居勝彦調教師
・(有馬記念は)海外遠征の疲れは取れていましたし状態も良かったのですが、スタートで出て行かない形になったので、レース後「今は春の天皇賞のようなレースがいいのでは」という騎手の提言もあり、オーナーと相談してここから天皇賞に向け始動する形になりました。
・レース後は一旦短い放牧を挟んで帰ってきてからは順調に攻め馬を消化してきました。
・今の道中の溜めが効く感じ(の走りを)を見ていたら3000mも改めてこなしてくれると思っています。体質がしっかりしたので我慢もよりできるようになり、落ち着いてきた古馬の雰囲気が脚質の変換に繋がったのかとも思っています。
・今日の追い切りはCウッドチップコース単走で6Fから5Fの間はダイナミックなこの馬本来の走りでした。安定した力を発揮できる追い切りのパフォーマンスを見せてくれました。
・道中いかに焦れ込まずに(脚を)溜められるかが今回のポイントだと思います。
・レースは騎手に任せますが今の調教の雰囲気を見ていたら後ろから(のレース)になりそうな気がします。状態は有馬の時かそれ以上にいいので、いい今年のスタートを切りたいですね。
〔取材:檜川彰人〕