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 5日(木)、稍重馬場の川崎競馬場で行われた第66回エンプレス杯(JpnII・2100m)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗で1番人気のアンデスクイーンが直線で差し切って人気に応えた。勝ちタイムは2分16秒9。

 1馬身1/2差の2着に8番人気のナムラメルシー(大井)が追い込み、さらに2馬身差の3着が3番人気のパッシングスルー(JRA)だった。4着に2番人気プリンシアコメータ(JRA)、5着にはラインカリーナ(JRA)が入っている。

 勝ったアンデスクイーンは父タートルボウル、母レイナカスターニャ(その父キングカメハメハ)という血統の6歳牝馬で、JRA栗東・西園正都調教師の管理馬。通算成績は31戦8勝(うち地方7戦3勝)。

1着 アンデスクイーン(クリストフ・ルメール騎手)
「この馬でまた重賞を勝てて嬉しいです。レースのプランはありませんでしたが、岩田騎手の馬をマークしたかったです。しかし、スタートであまり動かなかったですし、ペースが速かったので、後ろのポジションになってしまいました。だんだんとペースアップして、ポジションを上げましたし、3〜4コーナーではすごく良い感じで伸びてくれました。ラスト200mからは楽勝でした。今日で引退するので、ファイナルレースで重賞を勝てて良かったです。良い子供を産んでくれると思います」

(西園正都調教師)
「このレースで引退なので、花道を飾れて感激しています。このレースに向けて仕上げてきました。左回りの東京2100mで好走していますし、思った通りのレースができました。ペースは速かったのですが、ルメール騎手がペースを読んで、計ったように差してくれましたし、安心して見ていられました。今後は栗東に帰して馬に異常がなければノーザンファームに帰したいと思います。ゴール前は涙が出てきました。もう少し走ってほしいという思いもありますが、長い間応援して下さってありがとうございました。この馬の子供も応援してあげて下さい」

2着 ナムラメルシー(御神本訓史騎手)
「ようやく実力を発揮してくれました。前々走も5着に来ているので、斤量は軽かったですがフロックではないと思っていました。川崎は馬場が深いですし、追い込み馬に合う馬場だと思っていました。着実に力を付けていますし、スタッフがしっかりと仕上げて、それが噛み合って良い結果に繋がっていると思います。勝ち馬には離されましたが、自信を持って次に行けると思います」

3着 パッシングスルー(森泰斗騎手)
「初ダートで返し馬から戸惑っていました。初めてキックバックを受けて、前半は進んで行きませんでした。それでも初ダートにしては頑張ったと思います。次に繋がる内容でした。JRAの競馬よりコーナーがきつかったですが、十分にメドの立つ内容だったと思います」

4着 プリンシアコメータ(岩田康誠騎手)
「結果的にペースが速かったです。この馬自身は自分のペースで行かなければ嫌気が差してしまいます。脚が上がってしまいました」

(取材:米田元気)

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