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 9日(日)に京都競馬場で行われるきさらぎ賞(GIII)に出走予定のギベルティ(牡3)について、追い切り後の小島茂之調教師のコメントは以下の通り。ギベルティは栗東に滞在している。

「(初戦は)まだ探り探りだったので、スタートも思ったより良かったですし、すべてがこちらがイメージしたより良かったです。(前走後は)脚元に弱いところがあったので、確認のために放牧へ出しましたが、問題はなく、少し様子を見てもらいました。次のレースを決めようというときに、きさらぎ賞ということになったので、帰厩後すぐに栗東へ移動しました。
(栗東へ移動してからは)比較的おとなしく、1頭で乗らなければいけない時もあり、少し気を遣ったところもあったようですが、それほど手こずらずに、上手くいけているようです。
(1週前は)美浦と栗東の坂路は違うので、オーバーワークにならないように、さっとでいいよ、という話をしていました。今までの経験から54~55秒台かな、と思っていましたが、比較的楽に52秒台が出たので、調子は良いんだな、ということで、先週の段階ではほっとしました。
先週末まででいい感触を掴めたので、今日は騎手に任せて、『前半の2ハロンだけ前の馬を目標にして、あとはやる必要があると思ったらやってください。大丈夫だと思ったらお任せします』と話していたのですが、騎手は『サッと反応できたから無理はしませんでした』ということで、いい追い切りができたんじゃないかなと思います。
武豊騎手からは『(京都コースは)いいんじゃないですか』と言ってもらいました。我々よりもはるかに京都コースや、きさらぎ賞の経験値が高い騎手が言ってくれてますから、お任せして、馬の状態さえ良くなってくればあとは楽しみだな、と思っています。
入厩してきたころはフットワークが小さく、首も短くて、距離は1600m前後がいいところかな、と思っていましたが、新馬戦の直前からすごくフットワークが伸びてきまして、1800~2000mでもいいな、というところで競馬を使いました。騎手からも『2000mまでは全然大丈夫です』と言ってもらいました。距離は心配しなくていいと思います。
少なくとも3歳にしては乗りやすい馬ではないかと思います。が、2戦目、3戦目と見えない変わり方をしてくる馬もいるので、今の段階では課題が少ないと思いますけれども、まだ蓋を開けてみないと分からないですね。良い面がたくさん出てほしいと思います。
急遽、予定になかったきさらぎ賞を使うことになりましたが、調整する時間はギリギリ足りるくらいありましたし、騎手も良い評価をしてくれて、楽しみにしています。期待してもらっている人に喜んでもらえる競馬が出来れば良いなと思います」

(取材:山本直)

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