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京都11Rの第30回マイルチャンピオンシップ(GI、3歳上、芝1600m)は2番人気トーセンラー(武豊騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分32秒4(良)。1馬身差2着に3番人気ダイワマッジョーレ、さらに3/4馬身差で3着に1番人気ダノンシャークが入った。

トーセンラーは栗東・藤原英昭厩舎の5歳牡馬で、父ディープインパクト、母プリンセスオリビア(母の父Lycius)。通算成績は20戦4勝となった。

~レース後のコメント~
1着 トーセンラー(武豊騎手)
「すごく強かったです。細かいことは考えず、直線に賭けようと思っていました。直線入口まで追い出すのを待とうと思っていましたが、手応えは抜群で、ゴーサインを出した時の反応は素晴らしかったです。あんな脚を使えるとはビックリしました。距離だけではなく、馬も良かったですし、色々なことが噛み合っての結果だと思います。GI・100勝は嬉しいですが、さらにこれから増やしていきたいです」

(藤原英昭調教師)
「このレースを使うことに賛否両論ありましたが、スタッフが信じて、馬主が理解してくれて、馬と武豊騎手が勝ち取ってくれて、嬉しい勝利です。1600mのペースは、訓練を積んではいましたが、フタを開けてみなければ分かりませんでした。最後に賭けると決めてはいましたが、午前中のレースを見ていたら内を通っている馬が粘っていたので心配していました。それにしてもよく伸びてくれました。東日本大震災の現場にいた馬で、よく立ち直ってくれました。すごい精神力ですし、運もあります。次は、京都ですから春の天皇賞を視野に入れています。ただ、マイルの期待もありますから、この馬の成長を見ながら決めたいです」

3着 ダノンシャーク(福永騎手)
「馬の状態も、スタートも、道中も、前が空くタイミングも、すべて完璧でした。ただ、結果だけが完璧ではありませんでした」

4着 コパノリチャード(浜中騎手)
「いいペースで行けましたが、掛かっていました。やはり1400mとマイルでは違います。まだ3歳で、よく粘ってくれていますが、余分なパワーを使ってしまった分が...」

5着 ドナウブルー(ビュイック騎手)
「内を狙っていましたが、スタートが今一つで、去年のような戦法になりました。中団あたりにつけて抜けて来られれば良かったのですが、牝馬で外からこれだけ差して来ましたし、いいレースだったと思います」

6着 サンレイレーザー(藤岡康騎手)
「向正面で外から閉められてしまって、想定していたよりポジションが2~3列後ろになってしまいました。最後は来ているだけにもったいないレースでしたが、このメンバー相手でもやれるところは見せてくれました。今後が楽しみになりました」

7着 サダムパテック(和田騎手)
「位置取りは理想的でしたが、もう少し流れて欲しかったですね。スローペースの分、ちょっと捌くのに時間が掛かってしまいました。最後は前が空いていましたが、ビュッと切れるタイプではないですし、1600mだとハミを少し噛んでしまう面もあって前回ほど切れませんでした」

8着 レッドオーヴァル(デムーロ騎手)
「馬の調子は良かったのですが、動きたい時に動けませんでした。もう少し距離が短い方がいいと思います」

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