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2019年の年度代表馬に選ばれたリスグラシュー(牝6)の引退式が19日、京都競馬場で行われた。今後は北海道勇払郡安平町のノーザンファームで繁殖馬となる予定。関係者のコメントは以下の通り。

矢作芳人調教師
「もったいないです。寂しいですね。これ以上の馬に巡り合えないのではというくらい、5歳になって進化してくれましたし、何も言うことは無いです。リスグラシューに感謝しています。良い仔を産んでもらって、吉田社長と秋田社長にお願いして子供を預からせてもらう予定なので、子供を連れて新しい京都競馬場に戻ってきたいと思いますので、また皆さん応援をよろしくお願いします」

岡勇策調教助手
「このような馬に携わらせていただいて本当に有難く思います。3歳の頃から比べると、5歳になってからは跨がった瞬間に違うなと感じさせてくれるような成長がありました。ありがとうしかないですし、お疲れ様でした」

北口浩幸厩務員
「一昨年までは悔しい思いを沢山しましたけど、去年については、本当にありがとうという気持ちしかないです。言葉がありません」

生産者 ノーザンファーム(吉田勝己代表)
「だんだん強くなっていって、体が出来てきて、どんどん変わっていった馬でした。繁殖として、まだ最初の相手は決まってないのですが、一番良い相手をよく考えたいと思います」

馬主 (有)キャロットファーム(秋田博章代表取締役社長)
「多くのファンの方に集まっていただき、大変有難く思っております。長い間応援してくれた皆さんが集まってくれたので、リスグラシューも喜んでいると思います。2歳の時は可憐な百合の花のような馬で、3歳、4歳夏頃までは、多少の背中・腰に弱いところがあって、本当の力が出せずにいました。GIで善戦していましたが、勝てませんでした。夏の3ヶ月で体重も増えて、身体がしっかりしてきて、海外遠征で精神面も強くなりました。そして最後にはGIを3連勝するような馬になるとは想像していませんでしたが、それだけの能力を秘めていた馬だったのだと思います。来年から生まれてくる子供も含めて、これからも応援していただければと思います。ありがとうございました」

(JRA発表)

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