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7日(火)15時からJRA本部(東京都港区)で「2019年度JRA賞馬事文化賞選考委員会」が開かれ、以下の通り受賞者が決定した。

受賞作:ザ・ロイヤルファミリー
受賞者:早見和真氏

〔受賞者プロフィール〕
早見和真氏
1977年神奈川県生まれ。2008年に高校野球を舞台にした「ひゃくはち」でデビュー。同作はのちに映画化、コミック化され、ベストセラーになる。2015年には「イノセント・デイズ」で日本推理作家協会賞を受賞。ミステリーからコメディまで幅広い分野の作品を精力的に発表しているが、競馬を題材にした作品は今回が初めてとなる。

〔受賞作の概要〕
人と馬がともに次世代にその血を継承しながら競い合う様子を、ワンマン社長である馬主の秘書の独白を通して、多様な人間関係を交えて描く、競馬の醍醐味やロマンが盛り込まれた類作のない本格的な小説。

〔受賞理由〕
血の継承をテーマに、知られざる馬主の世界を疑似体験できる大作であり、綿密な取材に裏付けられたホースマンの描写や臨場感溢れるレースシーンなどリアリティに満ちたストーリーは、競馬ファンはもちろん、競馬をあまり知らない人にも魅力的な作品であることが評価された。

〔受賞者 早見和真氏のコメント〕
「おそらく僕は世界で一番『馬事文化賞』を欲しがっている小説家です――。グリーンチャンネルの『競馬場の達人』に出演させてもらった際、そんなことを言いました。
半分は冗談でしたが、もう半分は本気でした。本書執筆にあたり、本当にたくさんの取材をさせていただいた中で、見られなかった光景の一つがJRA賞の授賞式であったこと。そして、お話を聞かせていただいた皆さまへの何よりもの恩返しになると思ったことが一番の理由です。
憧れてやまない『優駿』からスタートした栄えある賞を頂戴し、とても光栄です。この賞をきっかけに、『ザ・ロイヤルファミリー』がさらに広がっていくことを心より願っています。
本当にありがとうございました。うれしいです」

(JRA発表)

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