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中山11Rのホープフルステークス(2歳GI・芝2000m)は1番人気コントレイル(福永祐一騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分01秒4(良)。1馬身半差の2着に3番人気ヴェルトライゼンデ、さらに2馬身差の3着に2番人気ワーケアが入った。

コントレイルは栗東・矢作芳人厩舎の2歳牡馬で、父ディープインパクト、母ロードクロサイト(母の父Unbridled's Song)。通算成績は3戦3勝。

~レース後のコメント~
1着 コントレイル(福永祐一騎手)
「いつもスタートが上手な馬であまり下げすぎないようにとは思いましたが、うまく前に馬を置く形がとれたので自信を持って前を捕まえにいきました。(気性的に)燃えやすいところがありますが、うまく我慢して運べましたし、そのような目的を持って調整に取り組んでくれたので、それがレースで生きたのだと思います。今日はGIですし、結果を求めなくてはいけませんが、それ以上に彼がこの先どんな舞台でどんな活躍をするのかということを占う上で重要な一戦でした。オーナーからは『ダービーを目標に』という事で、それを踏まえた競馬をしようと思っていましたし、言うことない内容と結果で走ってくれました。これから楽しみです」

(矢作芳人調教師)
「(2週連続GI勝ちに)できすぎですね。難しい馬ですがスタッフが頑張ってくれて、今日も体重が落ちずにいい状態だなと思いました。レース前にはジョッキーと前に馬を置いて真ん中より少し前でという話はしましたが、基本的には任せていました。道中はとにかく折り合ってくれと思っていましたが、向正面で大丈夫なのかなと思って見ていました。今週はとにかくホッとしましたね。この馬は球節が悪くて、育成時代に半年くらい乗れない時期がありました。それを思えばポテンシャルはもの凄いものがありますし、父のディープインパクトに似ています。ただ、クラシックに向けて今後15~20kgくらいは馬体重が増えて欲しいですね。ラヴズオンリーユーもそうでしたが、負けていない馬は夢を見させてくれます。皆さんの期待を裏切らないように駒を進めていきたいです。この後は皐月賞へ直行する予定です」

2着 ヴェルトライゼンデ(O.マーフィー騎手)
「直線に入る時には勝てるかと思ったのですが......。距離が延びて良さが出ると思いますし、来年のクラシック、ダービーで上位を狙える馬です。一戦ごとに力をつけています」

3着 ワーケア(C.ルメール騎手)
「スタートした後、挟まれて位置が下がりました。エンジンが掛かるのに時間が掛かって、最後の150mくらいから伸びてきています。右回りは初めてもいい感じでした。距離は延びた方がいいですね」

4着 ラインベック(岩田康誠騎手)
「道中の折り合いはつきました。ただ、3コーナーからはダラダラした感じでした。バテてはいないのですが」

5着 オーソリティ(池添謙一騎手)
「パドックでメンコをつけた効果か、落ち着いていました。返し馬の雰囲気も良かったです。ただ、スタートしてからまともに挟まれてしまい、位置を取り切れなかったのが痛かったです。馬は成長してきていますし、これから良くなると思います」

6着 パンサラッサ(坂井瑠星騎手)
「切れ味のあるタイプではないので、意識的に出していきました。勝ち馬に早めに交わされましたが、よく頑張っています」

9着 ブラックホール(石川裕紀人騎手)
「勝ち馬を意識して位置を取りに行きましたが、そういう競馬をした事がなかったので、少し戸惑っていました。終いの脚を使えていません」

12着 ナリノモンターニュ(M.デムーロ騎手)
「焦れ込んでいて今日は競馬をしていません。スタートは良かったのですが、その後はよくありませんでした」

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