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浦和競馬場(天候・曇、馬場状態・重)で行われたダートグレード競走、第40回浦和記念(JpnII・3歳以上オープン・ダート2000m)は、南関東から6頭、JRAから5頭、他地区1頭の合わせて12頭が出走して行われ、2周目の向正面で仕掛けたケイティブレイブ(JRA)が直線入口で先頭に立つと後続を突き放し2分05秒4の時計で勝利を手にした。勝利騎手はクリストフ・スミヨン騎手から急遽乗り替わった御神本訓史騎手。

3馬身差の2着にアナザートゥルース(JRA)、3着に直線追い込んだロードゴラッソ(JRA)が3/4馬身で続き、1番人気のデルマルーヴルは直線伸びを欠いてクビ差の4着に終わった。上位はいずれもJRA勢が占め、地方馬最先着はセンチュリオン(浦和)の5着だった。

勝ったケイティブレイブは父アドマイヤマックス、母ケイティローレル(その父サクラローレル)という血統の牡6歳馬。JRA栗東・杉山晴紀厩舎の管理馬。通算成績は35戦12勝(うち地方18戦9勝)。

<レース後の関係者のコメント>

1着 ケイティブレイブ(御神本訓史騎手)
「無事に代役を果たせてホッとしました。(乗り替わりの)連絡を貰った時にはビックリしましたね。先生とは事前に打ち合わせをして、逃げられるなら逃げても良いし、逃げられなければ包まれないような競馬をしようと話していました。うまく最初のコーナーで外に切り返せましたし、道中の手応えも良かったので、何とか押し切れるかなと思いました。返し馬に行った時にこれならやれるかなと感じましたし、自信を持って乗れました。(復活は)厩舎の皆様の努力のたまものだと思います。また依頼を頂けるように頑張って行きたいですね」

(杉山晴紀調教師)
「ただただ、ホッとしました。ただの休み明けではなく、ドバイであのような事があっての復帰初戦でしたから、(担当者も)感極まるものがあったのでしょう。まずは馬の体調が戻るのを待つだけでしたし、自分から走りたいという気持ちと、コンディションを見て復帰する所を決めました。そこからはトレーニングに、馬がしっかり応えてくれました。今日はいつになく落ち着いていて、パッと見て休み明けなのかなという印象でした。ただ、ジョッキーが乗ると気合いが入って、これなら心配ないと思いました。休み明けでも自分から馬が行く気になっていましたし、馬が精神的にリフレッシュしていたのかなとレースを見て感じました。このあとは東京大賞典を考えています。過酷な状況から戻ってきてくれて、強いケイティブレイブを見せる事が出来て、本当に嬉しいです」


2着 アナザートゥルース(大野拓弥騎手)
「出だしで滑ってしまって、ゲートを出た時にはヒヤッとしました。それでも立ち回りの上手さを活かして、リカバーしてくれました。少しずつ良くなってきていますし、ここで賞金を加算できて良かったです」

4着 デルマルーヴル(O.マーフィー騎手)
「ゲートを出てから、外の馬に入られ気味になってしまいました。できれば、キックバックをあまり受けたくなかったのですが......。それでも良い感じで進める事は出来ました。少し最後で伸びなかったのは、速いペースの中で前々にいたからかもしれません」

(取材:大関隼)

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