大関アナの第13回JBCレポート(後編) [実況アナ!]
2013/11/12(火) 11:00
★JBCレディスクラシック

 さて、まずはJBCレディスクラシック。メーデイアが実力的には抜けた存在で、2着争いが焦点になりそう。と言ってもJRA勢に流してもリターンが薄いので、ここは去年の2着馬、さらに復調気配がありそうな昨年の2着馬クラーベセクレタを相手にすることに。この段階でも馬券売り場に相当長い列ができていたので、買いそこねることがないように馬券はここでJBC3レース分、纏めて買うことにしました。ワタクシの場合パドックを見ても、馬の良し悪しがよく判別できないもので...。

コースへ向かうメーデイアと浜中騎手大関のJBCレディスクラシック馬券JBCは生ファンファーレ。ファンファーレ隊の方々も待機発走直前のスタンドゴール地点。黒地に金文字の「JBC」ロゴが映えるなぁ


 生ファンファーレに大歓声が起きて、JBCレディスクラシックがスタート。トシキャンディがハナを奪い、メーデイアも積極的に2番手を確保。朝から不良馬場だけになかなか差しが決まらない状況で、こうなるとメーデイアに付け入る隙は無かったようです。4コーナーでは手応え十分に先頭に立ったメーデイア、最後は浜中騎手が手綱を抑える余裕も見せて3馬身差の快勝でした。2着がアクティビューティで結局レディスプレリュードと同じ1,2着に。3着にキモンレッド、4着にトシキャンディが入り、JRA勢が4着までを占める結果に。

 重賞初挑戦だったTCK女王盃でいきなり圧巻の強さを見せていたメーデイア、やはりミラクルレジェンドやラヴェリータが引退した後となれば、この路線に敵は居なかったという事でしょう。ジャパンカップダートに行っても良い勝負になるのでは?

<レース後のメーデイアの関係者のコメント>
(浜中俊騎手)
「ホッとしました。無事に結果を出せて良かったです。1コーナーでポジションを取れた時点で大丈夫かなと思いました。馬には本当に感謝しかありません。今後も無事に行って欲しいです」

(笹田和秀調教師)
「2番手につけたところで、このまま無事に行ってくれればと思って見ていました。本当にいい筋肉がついて、理想的な馬体になってくれましたね。クラブの馬なので来年の春で引退が決まっているのですが、今後どうするかはオーナーと相談して、馬の様子を見て決めたいと思います」

レース後のメーデイア。レディスクラシックは桃色の馬服です


★JBCスプリント
 さて、続いてはJBCスプリント。連覇を目指すタイセイレジェンド、初ダートのドリームバレンチノなどJRA勢は豪華なメンバーが揃いました。ラブミーチャンがここに出ていたら、と惜しまれるところでしたが...。
 馬券を買う上で悩んだのがドリームバレンチノの取捨。確かに力はあるしデムーロ騎手も魅力的だけど...。4年前、芝スプリント路線からここに出てきたビービーガルダンはダメだったんだよなぁ...初ダートがGIというのは...と考えて、結局切ってしまったのです。

結局、1番人気の3連複を買うことに

 初めて「生演奏で」聴く金沢の重賞ファンファーレ、やっぱり良いなぁと思いつつレースがスタート。南関東の期待馬セイントメモリーが逃げて、セイクリムズンが続いて、エスポワールシチーも外枠から3番手を確保。ドリームバレンチノは中団から3コーナー付近で仕掛ける展開。やはり直線はJRA勢の競り合いになったものの、捻じ伏せるようにエスポワールシチーが1馬身半抜け出してJBC初制覇とGI9勝目を達成。4コーナーからうまく内を立ち回ってきたドリームバレンチノが2着、3着がセイクリムズン。タイセイレジェンドは自分の形を作れなかったのが響いたか7着でした。

 エスポワールシチーの後藤騎手、ウイニングランでは「後藤コール」をスタンドに促してファンとともに喜びを分かち合う、という光景が印象的でした。ここまで来たら、ジャパンカップダートにも出走してGI10勝目を狙って欲しい!


後藤コールが沸き起こるウイニングラン


<レース後のエスポワールシチー陣営のコメント>
(後藤浩輝騎手)
「返し馬で前回よりも馬が落ち着いていましたし、この馬場なら3番手にはつけたいと思っていました。この馬の持ち味を出すにはあの位置で仕掛けるのが一番だと思いましたし、年齢を感じさせない走りでした。前回は競馬の神様に勝たせてもらったので、今回は自分で何とかしなくてはと思っていたので、それが出来て嬉しいです」

(安達昭夫調教師)
「距離も大丈夫と思っていましたし、南部杯のあともダメージがなかったので良い競馬が出来ると思っていました。レースに関してはジョッキーに任せていましたが、本当に強い馬ですね。今後のことはオーナーと相談して決めたいと思います」
 レース後のエスポワールシチー。スプリントは水色の馬服


★JBCクラシック
 いよいよメインカードのJBCクラシック。ここも今年一気にダート界のトップに駆け上がったホッコータルマエ、連覇がかかる武豊騎手のワンダーアキュートをはじめ豪華なメンバーがここも集まりました。地元金沢の最強馬ナムラダイキチの回避が残念でしたが...。

 今日一番、と言える大歓声がファンファーレに続いて沸き起こり、レースがスタート。ホッコータルマエが逃げるという意外な展開で淡々とレースは進んだものの、2周目3コーナーでペースアップして後続を離しにかかったホッコータルマエが直線も逃げ脚衰えず快勝、世代交代を見せ付ける結果となりました。ワンダーアキュートは2番手から追ったものの逆に最後は振り切られる形で2着、これに際どく迫ったソリタリーキングがハナ差3着。そこから大差がついたものの、地元のジャングルスマイルがクリソライトとの競り合いを制して4着に入る健闘を見せました。この結果を見ると、余計にナムラダイキチが絶好調で出走できていたら...と考えてしまいました。

<レース後のホッコータルマエ陣営のコメント>
(幸英明騎手)
「今日は負けられない、という気持ちでした。もしかしたら逃げる形になるかなとは考えていましたが、逃げる競馬をしたことがなかったのでどう出るか、少し不安ではありました。ただ、向正面では自分からハミを取ってくれて、最後まで良い手応えで走ってくれました。一戦一戦力をつけていますし、これからもっと強くなって欲しいです」

 (西浦勝一調教師)
「南部杯で負けてしまったので、何とかここはと思っていたのでホッとしました。先手を取るのは意外でしたが、安心して見ていられるレースでした。調教を積んで、レースを使うごとに筋肉がついて、瞬発力もついてきました。この後はジャパンカップダートを目標にして、来年はドバイへも挑戦させたいと考えています」


レース後のホッコータルマエ。クラシックは真紅の馬服でした

 まだ4歳でこの強さ。ジャパンカップダートでその走りを見るのがますます楽しみになってきた一戦でした。さて、このレースでワタクシ大関はどんな馬券を買ったかと言うと...

いやー、ワンダーアキュートが粘ってくれて良かった...!

 旅打ちを楽しんで、ご当地の名物グルメも楽しんで、財布の中身も(少しですが)増えて、JBCって何て素晴らしいイベントなんだ!!と、大満足で金沢を後にしたのでした。ジャパンカップダートに今日のJBC覇者3頭が揃い踏みしてくれれば、メンバー的には一段と盛り上がるのではないでしょうか。大一番が非常に楽しみになってきました。

 来年のJBCの舞台は盛岡競馬場。実はまだ行ったことが無いし、こうなったら6年連続で現地観戦だ!冷麺、牛肉、わんこそば、あとジャンボ焼き鳥も食べなくては!!と、早くも行く気は十分(狙いは全部ご当地グルメ?)。あとは、先立つものが問題ですが...今から貯金しておきましょうか。

 ↓夕飯は近江町市場の寿司屋へ繰り出し、のどぐろの炙り重(食事中撮影ですが)。脂が乗っていて最高でした!!


(レポート:大関隼)