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 11月3日(日)に東京競馬場で行われる第57回アルゼンチン共和国杯(GII)に出走予定のオジュウチョウサン(牡8、美浦・和田正一郎厩舎)について、追い切り後の和田正一郎調教師のコメントは以下の通り。

「前走(六社ステークス)は思ったよりペースが上がらなくて、上がりの競馬で不得意な展開になってしまった面がありました。競馬が終わってから考えてみると、結果として仕上げが足りないところもあったのかなと思います。

 前走後は疲れが残らないようにという事と、レースに向けて乗り込む事のバランスを考えてやってきました。1週前にはライオンボスと併せ馬をしましたが、そんなに間隔が空いていませんから、時計はゆっくりでも良いからしっかり併せようという目的で追い切りました。前向きに走れていて良かったと思います。

 今日は前に目標を置いて、ある程度時計を出しながら終いをしっかりさせながら気合いを乗せるという追い切りをしました。間隔が詰まっているので強い調教を何本もという訳にはいきませんでしたが、その中でも競馬に1回使ってあまり反動もなかったようですし、前走よりは状態を上げて行けるのではと見ています。そんなに目立った変化はありませんが、振り返ってみると前走時の感じが今一つという感じだったので、その時よりは確実に良い状態で出走できると思います。

 8歳の秋でも元気ですし、調教の感じなどを見ていても衰えたような印象は全くありません。前回から100mでも距離が延びるのは良いですし、直線の坂を2回上るというのもプラスに出ると思います。平均ペースで流れるような形になってくれれば理想的でしょう。

 62キロ、63キロを背負っていたような馬ですし、53キロは軽いと思ってくれるのではないでしょうか。前走は強いオジュウチョウサンを見せられず、申し訳ないなと思っていました。今回はもっと良い所をお見せしたいと思ってやってきましたから、応援して頂ければと思います」

(取材:大関隼)

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